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リメイク版『SILENT HILL 2』を4時間プレイ! サイコロジカルホラーの傑作はどう生まれ変わった?

マイナビニュース / 2024年8月21日 16時0分

試遊の範囲で使えた武器は、近接武器である角材とハンドガン。原作では武器の切り替えをメニュー画面で行う必要があったが、今作では近接武器とハンドガンをシームレスに切り替えられた。物語が進行して、武器種が増えたときにどうなるかは気になるところだ。

ハンドガンは、構えてから照準が絞られるまでに時間差がある。つまり、とっさの対応は難しい。照準が絞られるまでの緊迫感が、恐怖と焦りを駆り立てるうまい演出になっていると感じた。

また、今作はクリーチャーごとに動きのバリエーションが原作よりも増えている。さらに、同じクリーチャーに見えても、見た目が少し異なり特有の攻撃パターンを仕掛けてくる亜種も出現。クリーチャーの特徴や、配置に合わせた対処をする必要があり、原作より戦略性が増したと言えるだろう。

初見では対処に苦労する敵の配置もあり、序盤では回復アイテム、弾薬ともにカツカツ。全ての敵を倒しながら進むのは難しいと感じた。そのため、戦闘が必要な場面を見極めながら、ときには逃げ隠れする選択も必要になる。

結論、常に戦い続けるわけでもなく、すべてをアクションで解決するゲームではないと感じた。後半になれば武器も増えるので、また別のプレイフィールが用意されているかもしれないが、少なくともトレーラーのようにスタイリッシュにプレイするにはそれなりの習熟が必要だろう。忙しい操作よりも、敵を観察して、考えながら冷静に対処するスキルが求められる印象だ。

謎解きはけっこうシビア。恐怖のなかで冷静な観察力が試される

道を阻むのはクリーチャーだけではない。ギミックの謎を解いて道を拓くシーンもかなりあった。

シリーズの伝統として、謎解きの難易度設定も用意されているぐらい、サイレントヒルの謎解きは歯ごたえがある。原作をプレイしていれば余裕に感じられる……なんてことはなく、今作もしっかり頭を働かせる必要があった。
変更のポイントは2つ。第一に、原作にはないギミックが増えている。アパートにたどり着くまでに街を探索する機会が増え、アパートでも新しい謎解きが待ち受けていた。

もちろん、原作で印象的だった謎解きも残されている。コインや時計の針……と聞けば、原作プレイ勢には馴染みがあるはずだ。しかし、既プレイの記憶が、かえって攻略を妨げることもあるかもしれない。なぜなら、原作と共通のモチーフが用いられながら、アレンジが加えられているからだ。

これが第二のポイント。「あー、あの謎解きね」と余裕かましていると、「あれ、なんか違うな……」とドツボにはまるかもしれない。筆者は原作をプレイしているにもかかわらず謎解きで詰みかけて、会場のスタッフに助けを求めた。だって、時間内にできるだけ先に進みたかったから……。

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