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Windows Terminal ベスト設定 第17回「フォント 設定編」

マイナビニュース / 2024年8月25日 15時45分

フォントフォールバックとは、フォントに指定されたユニコードポイントのグリフが含まれていない場合に、代替のフォントを使って表示を行うもの。分かりやすい例が絵文字の表示だ。大半のフォントには、絵文字が含まれていない。もし、こうしたフォントが表示用に指定されていたとき、絵文字を表示しようとすると対応するグリフがない。このとき、Windowsは、フォントフォールバックという機能を使い代替となるフォントを探す。Windows 10/11では、このとき代替フォントとして「segoe emoji」フォントが選択される。代替フォントの選択は、該当のグリフ(ユニコードコードポイント)を持っているかどうか、優先フォントの属性などから決定される。

GUI設定では、フォント名の一部を入力すると補完可能なフォント名を探してくれる。ただし、Windows Terminalでは、モノスペースフォント(等幅フォント)を優先して探す。GUI設定にある「すべてのフォントの表示」チェックボックスをオンにすると、プロポーショナルフォントも対象になる。このとき、日本語のフォント名は、英語のフォント名としてsettings.jsonファイルに記録される。ただし、settings.jsonのfaceプロパティには、日本語の名前を入れても問題ない。例えば、以下の2つは同じ設定となる。

"face": "Cascadia Code NF, メイリオ"
"face": "Cascadia Code NF, Meiryo"

また、インストールされているフォントの一覧(日本語名と英語名)は、以下のPowerShell(Ver.7.4)コマンドで得られる。

[System.Drawing.FontFamily]::Families | %{ [pscustomobject]@{ 日本語名=$_.Name; 英語名=$_.GetName(0x0409)} }

ただし、Windows PowerShellでは「[reflection.assembly]::loadwithpartialname("system.drawing")」を事前に実行しておく必要がある。

“size”プロパティは、フォントサイズをポイント単位の整数で指定する。ポイントは、フォントの大きさを表す単位で、1ポイントは1/72インチに相当するが、Windowsでは、画面サイズや表示倍率設定の関係で実寸表示になるとは限らない。見本になるのは、「設定 ⇒ 個人用設定 ⇒ フォント」でフォントを選択し、プロパティページを開いたところにある「フォントサイズの変更」だ(写真01)。

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