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「Ryzen AI 9 HX 370」ノートPCの実力検証、仕事もAIもゲームもいける高性能&省電力

マイナビニュース / 2024年8月26日 15時32分

今回は上位モデルのRyzen AI 9 HX 370を搭載するASUS「Zenbook S 16」(英語版)で性能をテストする。16型で2,880×1,800ドットの解像度、有機ELパネルのディスプレイを搭載するノートPCだ。メモリはLPDDR5X-7500が32GB、ストレージはGen 4接続のNVMe SSDが1TBというハイエンド仕様だ。

比較対象は、同じASUSで14型ノートPCの「Zenbook 14 OLED」(型番UX3405MA-U7161W)を用意した。CPUにCore Ultra 7 155Hを搭載、メモリはLPDDR5X-7467が16GB、ストレージはGen 4接続のNVMe SSDが1TBというスペックだ。Core Ultra 7 155Hは、Pコア6基、Eコア8基、LP Eコア2基で合計16コア20スレッドとコア数はRyzen AI 9 HX 370を上回る。そしてGPUはIntel Arc Graphicsと、CPU内蔵型としては高性能と言われるもの。3D性能の違いにも注目したい。

まずは、PCの基本的な性能を測定する「PCMark 10」と定番3Dベンチマーク「3DMark」を実行する。

PCMark 10のスコアは拮抗している。どちらも十分過ぎるほど高いスコアで、一般的な処理であれば快適にこなせることが分かる結果だ。3DMarkは、DirectX 11ベースのFire Strikeではほぼ同スコアだが、DirectX 12ベースのSteel Nomad LightではRyzen AI 9 HX 370のほうが3割ほど上だ。実ゲームではどうなるのか注目したい。

続いて、CPUパワーを測るテストをしてみたい。CGレンダリングを実行する「Cinebench 2024」とエンコードアプリの「HandBrake」を用意した。HandBrakeは、3分の4K動画をH.264とH.265のフルHD解像度に変換するのにかかった時間を測定している。

コア数では下回るRyzen AI 9 HX 370だがマルチコアのテストでは約34%もスコアが上になった。シングルコアのスコアも上回り、高いCPU性能を持っているのが分かる。エンコードでも、H.264で2分、H.265で3分50秒も処理時間が短縮した。Zen 5アーキテクチャは優秀と言ってよいだろう。

画像処理はどうだろうか。AdobeのPhotoshopとLightroom Classicを実際に動作させて様々な画像処理を実行する「Procyon Photo Editing Benchmark」を試す。

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