1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

「Ryzen AI 9 HX 370」ノートPCの実力検証、仕事もAIもゲームもいける高性能&省電力

マイナビニュース / 2024年8月26日 15時32分

Lightroom Classicを使い、CPUで処理されるBatch Processingでは2割程度の差だが、Photoshopを使用し、CPU/GPUの両方で処理されるImage Retouchingでは約1.8倍ものスコア差となった。GPU性能の差に加えて、ArcよりもRadeonのほうがPhotoshopに対する最適化が進んでいると考えられる。

実ゲームに移ろう。まずは定番FPSから「Apex Legends」と「オーバーウォッチ2」をチョイス。Apex Legendsは、トレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレート、オーバーウォッチ2はbotマッチを実行した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で測定している、

Apex Legendsは低画質設定ではあるが、平均122.8fps出ており、120Hzのリフレッシュレートを活かし切れるほどのフレームレートを出した。オーバーウォッチ2も、画質プリセットで一番したの低設定だが、平均95.8fpsと快適にプレイできるフレームレート。Core Ultra 7 155H内蔵GPUのIntel Arcでも快適に遊べるフレームレートは出ているが、Ryzen AI 9 HX 370のRadeon 890Mが上回った、CU16基はダテではないと言える。

続いて、人気格闘ゲームの「ストリートファイター6」を試す。CPU同士の対戦を実行した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。

このゲームは120fpsまで設定できるが対戦時は最大60fpsだ。どちらも平均60fpsに近く、問題なく遊べるが、Ryzen AI 9 HX 370のほうが最小フレームレートが高く、安定しているのが分かる。

続いて、オープンワールドゲームで重量級と言える「Ghost of Tsushima Director's Cut」と「サイバーパンク2077」を実行する。Ghost of Tsushima Director's Cutは、Ghost of Tsushima Director's Cutは旅人の宿場周辺の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で測定。サイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を利用した。

Ghost of Tsushima Director's Cutは、アップスケーラーとフレーム生成の両方が利用できるFSR 3に対応しているため、画質プリセットが低い設定なら平均72.2fpsと十分快適に遊べるフレームレートを出した。サイバーパンク2077は、アップスケーラーのFSR 2.1は備えているが、フレーム生成は利用できない。それでも平均57.9fpsと、快適に遊べる目安の60fpsにほぼ到達。フルHD解像度なら、多くのゲームを遊べるのが分かる。CPU内蔵型のグラフィック機能としては、非常に優秀と言ってよい。Core Ultra 7 155Hは、重量級ゲームだとあまり高いフレームレートは出なかった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください