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eスポーツ部で忘れられない思い出をつくる。5つの高校が参加し、白熱したゲーミング合宿

マイナビニュース / 2024年8月27日 9時40分

今回、女子チームには『LoL』の経験が浅い初心者が多く、練習試合では負けが続いてしまいます。モチベーションに影響しないだろうかと、先生が後ろから心配そうに見守っていました。

もともと、人数が少ない女子を集めてチームにすると、実力に偏りが出やすくなるだけでなく、本人が希望するロールでプレイできない可能性が高まります。今回の合宿を見ていた限りでは、性別に関係なくプレイできるゲームの特長を活かして、男女を分けずにチームを組んだほうが、より良い練習につながりそうだと感じました。

ただ、こうした試行錯誤がありながらも、女子チームが組めるほどに人数が増えただけでも喜ばしいことです。今後さらに、eスポーツ部に女子生徒が増えていくことを期待しています。

生徒たちが目標に掲げるのは、高校生eスポーツ大会での勝利

練習試合の合間には、手が空いている先生や生徒に声をかけて話を聞いていましたが、間近でゲーム中の生徒たちの熱気ある声が飛び交い、ときにはこちらの会話している声がかき消されてしまうほどの盛り上がりを見せていました。

この盛り上がりは昨年以上だそうで、普段の生徒を知る先生たちは「こんなにしゃべるんだ」と驚いた様子。昨年から続けて参加している生徒も多いため、合宿ならではの一体感がより生まれやすくなったのかもしれません。特に専修学校クラーク高等学院 札幌大通校の生徒のなかには、過去に不登校を経験した生徒も複数いるそうですが、盛り上がりのなかにすっかり溶け込んでいました。

生徒たちに合宿の魅力を聞いてみると、たくさんの初対面の人と交流できることと、コーチのフィードバックを受けながら内容の濃い練習ができること、この2つが主に挙がりました。これは三浦先生が考える合宿の目的と一致していて、狙いがずれていないことがわかります。

今回の合宿参加校のうち、専修学校クラーク高等学院 札幌大通校はeスポーツコースを持つ高等専修学校ですが、それ以外の4校はすべて全日制高校です。そのため、話を聞いた生徒のほとんどが、eスポーツ部で活動するうえでの目標は「高校生大会」で良い成績を残すことだと話していました。

「STAGE:0」などの高校生大会を観ていると、通信制高校の活躍が目覚ましく、そのなかにはプロ選手を目指す生徒もいます。しかしながら、全日制高校のeスポーツ部では、プロを目指すよりも、あくまで部活動として高校生大会での勝利を目指して活動している生徒が大多数です。

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