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灘中灘高・東大医学部・東大病院勤務の超スーパーエリートが起業→コミュニケーションで大切にしている「連帯力」

マイナビニュース / 2024年8月30日 10時3分

この先生はそうおっしゃっていました。
仕事を人に任せるうえで大切なこと

どんな仕事でも、最初は誰でもミスします。自分でやったほうが早いし、ミスされて、自分がカバーして、しかも給料が払われている…… 割に合わないと思うこともあるでしょう。ただそれは、部下を成長させ、会社を大きくするために、誰しも越えなければいけない壁です。

クリニックを開業して一つわかったことがありました。適正にお金を使うと、それがもっと大きくなって返ってくるのです。

がんばってくれる人にはもちろん気持ちでも報いますが、きちんとお金でも報いるべきです。

がんばりに対して目に見える形でも報いること。人に何かを任せるうえでカギになると思います。4人でスタートしたAIメディカルサービスは、今では100人を超える規模にまで大きくなっています。
違う人たちと連帯することの重要性

連帯といっても、同じような価値観の人間と交流するのとはまったく違います。自分とは違う考え方を持つ人、社内なら別の部署、もっと広く別の業界の人と連帯することで、新しい価値を生み出そうという意味です。

卑近な例でいえば、セミナー一つ開くのでも、自社だけでやるより、他社と共同開催するほうがよほど効果が期待できます。費用は半額で済みますし、お互いのネットワークを使って宣伝できるので、たくさんの来場者も見込めます。

いわば、コストは半額、集客は2倍です。セミナーの内容もバラエティーに富みますから、満足度も高いでしょう。

そういう点では、業界団体の活動というのも意味があると思います。私も、AI医療機器を開発するスタートアップでつくる「AI医療機器協議会」を発足させ、会長としてスタートアップ同士の連携を推進しています。

新規分野であるAI医療機器や、プログラム医療機器については、定まっていないことがまだたくさんあります。

自分たちの開発しているプログラムは医療機器に該当するのかどうか、薬事承認はどうやって取ったらいいのか、患者さんの個人情報や医療データはどのように同意を取って集めるのか。

関連する法律も個人情報保護法であったり、薬機法であったり、臨床研究法であったりとさまざまです。

得てして「誰かに聞けば〝秒〟で終わるのに」ということでつまずいたり、悩んだりするものです。その点、協議会内では最新の情報やベストプラクティスを共有し合えますので、みんながウィン・ウィンになっていると思います。
多様性の科学

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