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キヤノン「EOS R5 Mark II」詳細レビュー 初代R5ユーザーが感じた手応えは

マイナビニュース / 2024年8月29日 21時45分

デザイン的なものとしては、いわゆるペンタカバー周辺のシェイプが変わりました。アクセサリーシューからカメラ前面部メーカーロゴまでなだらかなカーブとしていたものから、本モデルと同時に発表された「EOS R1」と同様にペンタカバー上部とメーカーロゴの間にエッジのあるものとしています。好みの分かれるところではありますが、個人的には本モデルの始祖ともいえるデジタル一眼レフ「EOS 5D」の同部分を思い起こしました。

AF性能、描写性能ともに高いレベルで満足

今回の作例撮影では、すべて電子シャッターを用いました。メーカーいわく、従来モデルにくらべローリングシャッター歪みが約40%低減したと発表していることに加え、シャッター方式のデフォルトが電子シャッターになったからです。電子シャッターであれば、静寂を必要とする被写体の撮影などではとても有効ですし、機械的な作動がないためシャッターの耐久性も気にする必要がなくなるなど、ユーザーのメリットは少なくありません。果たして“40%低減”が実用的なものであるかどうか見極めたいところです。

まずは、子どものピアノ発表会にEOS R5 Mark IIを持ち込んでみました。撮影メニューの「サイレントシャッター機能」をONにし、無音シャッターに設定。AFの「検出する被写体」を「人物」としました。シャッター音を発しない電子シャッターは、このようなシチュエーションは心強く、周りに気を使うことなくシャッターを切ることができます。AFも狙った人物に迷うことなくピントが合い、いわゆる“ガチピン”の画像が得られました。感度は、開放値の暗い望遠ズームレンズを使ったためISO12800に設定しましたが、JPEGの撮って出しでは大きく拡大しない限りノイズは目立たず、階調再現性の破綻も見受けられません。撮影は手持ちで行いましたが、最大8.5段の手ブレ補正機構の安心感は極めて高いものがありました。

続いて航空機の撮影にトライ。ここでは、まず「ブラックアウトフリー表示」をONにセット。文字通り、連続撮影を行ってもブラックアウトしないため、アングル的に高い精度で被写体を追うことができます。AFモードはサーボ(コンティニュアス)を選択。「検出する被写体」は「乗り物優先」にし、同時に視線入力をONにしました。乗り物優先AFは確実に航空機を捉え、正面でも横でも、あるいはカメラの真上を飛行する航空機に対してもしっかりとピントを合わせてくれました。ピントに関して、この機能任せで撮影してもまったく問題ないように思えました。

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