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キヤノン「EOS R5 Mark II」詳細レビュー 初代R5ユーザーが感じた手応えは

マイナビニュース / 2024年8月29日 21時45分

また、画面のなかに複数の航空機が写っている場合、本来写したい航空機でない別の航空機をカメラが選択してしまうことがありましたが、視線入力によりピントを合わせたい航空機を見つめるとすぐにその航空機にAFフレームが乗り移り、以降ずっとトラッキングし続けます。こちらもとても便利に思えました。「乗り物優先」は航空機のほか、クルマやバイク、鉄道車両にも有効なので、そのような被写体の撮影では視線入力とともに積極的に活用するとよいでしょう。

そのほか新たに搭載したAF機能として、カメラが登録した人物にピントを合わせる「登録人物優先」と、サッカー、バスケットボール、バレーボールの競技ではメインとなる被写体の動きをカメラが瞬時に認識しAFフレームを移動する「アクション優先」が目新しく思えます。こちらは子どものサッカーでトライアルしてみました。

「登録人物優先」は実に便利で、登録した人物の顔にピントを合わせ続けます。激しく動き回るサッカーの撮影でも、登録した人物を確実に捉えてくれます。登録するための人物の画像を必要としますが、設定自体は簡単で、運動会はじめさまざまなシーンで重宝しそうです。ちなみに10人まで登録は可能で、優先順位が設定できるのも便利に思えました。

「アクション優先」はサッカーの場合、シュートやヘディング、パス、ドリブル、スライディングなどを認識するといいます。実際、そのようなシーンの被写体を逃さず、決定的瞬間を見逃さない機能であるように思えます。ただし、結果として見た場合、追っている被写体(AFフレームに入っている被写体)であれば同様の写真は撮れてしまうわけで、本当に効果はあったのかというちょっとした疑問点も。時間をかけてじっくりと検証する必要がありそうです。なお、サッカーの撮影では30コマ/秒の連続撮影、ブラックアウトフリー機能も使用しました。本モデルの守備範囲は、フラグシップモデルであるEOS R1のお株を奪いかねない領域まで及ぶように思えます。

シャッターを切った瞬間、最大15コマ分時間をさかのぼって記録を行うプリ連続撮影機能の搭載もEOS R5 Mark IIのトピックといえます。どのようなシーンがこの機能に最適なのか考え、野鳥の羽ばたくシーンを狙ってみました。カメラを構えてシャッターボタンを半押しすると、早速バッファに画像が記録されることがファインダー内の情報で確認できます。

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