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キヤノン「EOS R5 Mark II」詳細レビュー 初代R5ユーザーが感じた手応えは

マイナビニュース / 2024年8月29日 21時45分

今回トライアルできなかった機能もまだまだ多いEOS R5 Mark II。紹介できた機能だけを見てもいずれも効果的で、強力に撮影をサポートしてくれそうです。そのようななか、ちょっと不満に思えたのが、RAWフォーマットのサイズがJPEGのように選べないこと。先代モデルもそうでしたが、4500万画素の半分のMサイズ、さらにその半分のSサイズが欲しく思えます。私ごととなりますが、依頼仕事は近年紙への印刷よりもインターネットへの掲載が多く、フルの画素数では持て余してしまうことも少なくありません。RAWのサイズが選べれば、メモリーカードも保存用のハードディスクも経済的に使えるように思えます。

また、こちらも主観的なものですが、チルト式の液晶モニターも検討してみてほしく思えます。EOS Rシステムは、いずれのモデルもバリアングル液晶モニターを採用しており、本モデルも例外ではありませんが、上方向や下方向に液晶モニターを向ける際、光軸から液晶モニターの画面が大きく離れてしまい、特に三脚を使用したときなど使いにくく感じます。動画撮影を考慮してバリアングル液晶モニターにしたと耳にしたことがありますが、動画撮影者のなかにもこのタイプの液晶モニターは使いづらいという話も聞いています。チルト式にすればボディからはみ出すヒンジはなくなりますし、どのような方向に液晶モニターを向けても光軸から大きく外れることがないため使いやすく思えてなりません。バリアングル派のユーザーの方もいらっしゃると思いますが、メーカーにはRAWフォーマットのサイズと同様に考えてみてほしいところです。

多彩な機能を備え、全方位の撮影に対応すると言っても過言ではないEOS R5 Mark II。EOS Rシステムのマスターピースらしいフルサイズミラーレスに仕上がっています。あとはその卓越した機能をどれだけ使い熟し、写り(作品)に活かせるかが、このカメラのユーザーに与えられたテーマとなりそうです。8月30日の発売を前に、すでに多くの予約が入っているとのことで、先代と同様に写真愛好家注目のモデルとなるでしょう。

著者 : 大浦タケシ おおうらたけし 宮崎県都城市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、雑誌カメラマンやデザイン企画会社を経てフォトグラファーとして独立。以後、カメラ誌および一般紙、Web媒体を中心に多方面で活動を行う。日本写真家協会(JPS)会員。 この著者の記事一覧はこちら
(大浦タケシ)



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