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『光る君へ』第32話、内裏の火事に視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年9月1日 6時0分

今回の火事で焼失したとされる「八咫鏡(やたのかがみ)」は、ファンタジーものなどでもおなじみの三種の神器の一つ。「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ/草薙剣)」「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」とともに歴代の天皇に古代より伝わってきた宝物だ。今回焼失した「八咫鏡」だが、史実では火事が起きる前は3枚存在し、そのうち2枚が今回の火事で焼失したといわれている。しかし、残る1枚も1040(長歴4)年に起きた火事で焼失し、修復もされずに鏡の破片などが神鏡として安置されていたようだ。長年伝わった神器を焼失したことは、譲位を迫る材料の1つとするには十分だろう。

●為時「お前が…おなごであってよかった」
3番目に注目されたシーンは20時40分で、注目度76.5%。中宮・藤原彰子の女房となるため、藤壺に上がるまひろ(吉高由里子)を一家が見送るシーンだ。

ついにまひろが藤壺へ出立する日がやってきた。外は雪がしんしんと降り積もっている。「では、行ってまいります」まひろが父・藤原為時(岸谷五朗)に頭を下げた。「うむ。帝にお認めいただき、中宮様にお仕えするお前は我が家の誇りである」為時は感慨深く言葉を発した。「大げさですねえ。俺、内記にいるから遊びに来なよ」と、いつも通りの軽い調子で口を挟むのは弟・藤原惟規(高杉真宙)だ。「中務省まで行ったりしてもいいのかしら?」「待ってるよ」あっけらかんと話す弟に、まひろの顔がゆるむ。「父上、賢子(福元愛悠)をよろしくお願いいたします」もう一度為時に頭を下げると、「頼みましたよ」と後ろに控えるいと(信川清順)を振り返った。「お任せくださいませ!」感極まったいとは、賢子を抱き寄せ力強くうなずいた。

その一方、賢子の表情はどこか晴れない。「身の才のありったけを尽くしてすばらしい物語を書き、帝と中宮様のお役に立てるよう祈っておる」「大げさだな…」「精いっぱい務めてまいります」親子3人の会話が続く。「お前が…おなごであってよかった」ふいに為時が言った。父の意外な言葉に、まひろの心は大きく揺れた。父は常々、頭脳明晰なまひろに、「おまえがおのこであったらよかったのに」と、残念そうに言い続けていた。そんな父が、まひろがおなごでよかったと言った。その場にいた者の目に涙が浮かぶ。しかし、まひろは泣くのを必死にこらえた。そして父に笑顔を向けた。

まひろは藤壺へ到着すると、そこからは女の園特有の異様な雰囲気を感じとった。まひろは奥の間で、彰子に仕える女房たちと対峙(たいじ)する。左大臣・藤原道長の肝煎りであたらしくやってくる中級貴族の娘とは、一体どのようなおなごなのか、どの女房たちの目も好奇心と嫉妬心があふれている。後方で控える赤染衛門ただ1人を除いては。

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