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2040年にネットゼロ実現を目指し、HPEのESG戦略 - Living Progress レポート発表

マイナビニュース / 2024年9月4日 10時15分

画像提供:マイナビニュース

日本ヒューレット・パッカード(HPE)は9月3日、オンラインで説明会を開催し、環境、社会、コーポレートガバナンス(ESG)に関する目標と取り組みについてまとめた年次報告書である「Living Progress レポート 2023年度(日本語版)」を発表した。同報告書では、HPEが2040年までにバリューチェーン全体でネットゼロの実現を目指すことを示している。なお、Living Progress レポート 2023年度(日本語版)の詳細を公開している。
Living Progress レポートとは?

Living Progress レポートは、HPEにおけるESG戦略のフレームワーク。このフレームワークはHPEのミッションである「データファーストの世界のために持続可能で責任あるテクノロジーソリューションを創造」を中心に「ネットゼロの加速」「人への投資」「誠実な運営」の3つを柱としている。

日本ヒューレット・パッカード サステナビリティ推進部 部長兼ガバメントリレーション担当の安本豐勝氏は「当社の戦略は、HPEの事業価値と社会にとって重要な課題に取り組むためにある。取り組むべき課題はHPEの事業価値の重要性と、社会・環境への重要性というダブルマテリアリティ評価をもとに選択し、ビジネスや業務上の変化に応じて定期的に見直し、更新している。当社のESG戦略はコンプライアンス対応や義務的な情報開示にとどまらず、持続可能性と責任をHPE全社の事業戦略と統合しており、定着は簡単ではないが、それを目指して取り組みを続けている」と強調した。

Living Progressは、競争上の優位性を最大化して収益・利益をもたらし、企業価値を守ることを目的にし、サステナビリティは事業のあらゆる側面と関連することから、全部門で共有される責任であり、サステナビリティと各部門の活動を密接に結びつけるためにはガバナンスが必要になるという。HPEではLiving Progressと連動したガバナンスとして、役員報酬との連動、取締役会・役員レベルの監督と研修、リスク管理、製品開発を定めている。

同社はIT環境の持続可能性を実現するソリューション群を「サステナブルIT」を呼び、顧客への関与による2023年度の純売上高は2018年度比5倍の18億5000万ドル(日本円換算で2700億円)となり、サステナビリティやコンプライアンスに関する営業関連の問合わせ件数は同3倍の4000件超となっている。

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