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2040年にネットゼロ実現を目指し、HPEのESG戦略 - Living Progress レポート発表

マイナビニュース / 2024年9月4日 10時15分

次世代テクノロージーのために研究開発にも力を入れている。2023年度は23億5000万ドルを投じ、ITサステナビリティのメリットをもたらす電力消費管理や余剰電力の削減、電力にもとづくリソース割り当ての実現などを含め、取得した特許数は783件に達した。

サステナブルITの製品は「専門知識とアドバイス」「データと可視性」「低炭素で責任あるソリューション」の3つ領域で提供。

専門知識とアドバイスでは、同社のエキスパートがワークロードを評価して消費電力およびカーボンフットプリントに関する情報を提供する「HPE Right Mix Advisor」、データと可視性に関してはITのエネルギー消費やCO2排出量、電気料金に関する洞察を提供する「HPE Sustainable Center」を提供している。低炭素で責任あるソリューションはGPUとCPUを効率的に冷却するためにDirect Liquid Cooling(DLC、液冷)での経験が生かされているという。

ニーズに合わせたキャリア開発に2000万ドル

人への投資では、ソーシャルインパクト戦略にもとづき、生活や働き方を向上させるために同社のテクノジーとカルチャーを活用し、コミュニティのニーズに即した取り組みを行っている。

取り組み自体は慈善活動やボランティア活動にとどまらず、同社のリソースを活用してヘルスケア、コミュニティのレジリエンス、DEI(Diversity Equity & Inclusion:多様性・公平性・包括性)と人権の3つの領域にフォーカスした活動を実施している。

2023~2024年は3つの気候テック・インパクトアクセラレーター、1つの人権インパクトアクセラレーターを立ち上げ、今後はヘルスケアインパクトアクセラレーターの立ち上げを予定。

安本氏は「各アクセラレーターは多様なバックグラウンドを持つ人々が率いるスタートアップ企業を支援する活動。当社は専門知識、テクノロジー、パートナーシップをスタートアップに提供し、従来では見過ごされがちなスタートアップが持つイノベーションを促進する取り組みを行っている」と話す。

さらには、2023年度にニーズに合わせたキャリア開発では、学習と能力開発に2000万ドルを投資し、キャリアレベルに合わせた研修を実施し、サイバーセキュリティ人材の経験格差を埋めるキャリアリブートプログラムを提供。

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