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最新技術×ノスタルジーの融合に反響 日テレ名クイズ番組に現代タレントが挑戦『クイズタイムリープ』の舞台裏

マイナビニュース / 2024年9月5日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

●企画者は非リアタイ視聴のスポーツ局員
8月11日に日本テレビの単発枠『サンバリュ』(毎週日曜14:00~)で放送されたバラエティ番組『クイズタイムリープ』(TVerで配信中)が話題だ。

『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』『マジカル頭脳パワー!!』『アメリカ横断ウルトラクイズ』という日テレ往年の名クイズ番組に、現代のタレントがCGを駆使して飛び込んで当時の解答者と対決し、AI技術で司会者とのトークも繰り広げるというもので、SNSでは大いに盛り上がり、TBS『水曜日のダウンタウン』演出の藤井健太郎氏もX(Twitter)で「とても良い企画。」とコメントするなど、業界内外で評価を集めている。

最先端技術とノスタルジーを融合させたこの画期的な番組を企画したのは、スポーツ局に所属して『news zero』のスポーツコーナーの企画演出を務める20代の生山太智氏。バラエティ制作のセクションではなく、当時のリアルタイム視聴世代でもない同氏が、なぜこの番組を発案したのか。制作の舞台裏や今後の展望なども含め、話を聞いた――。

○スタジオセットは全てCGで画作り

局のアーカイブ映像を活用した番組はこれまで数々放送されており、生山氏自身も、過去のオリンピックやワールドカップなどの名場面を紹介する番組に携わってきた。ただ、どれも「アーカイブ映像をスタジオの出演者が見てリアクションする」というフォーマットであったことから、ここから脱した番組作りを常日頃考えていた中で、「アーカイブ映像の中に飛び込んでみることができないか」と着想。

最初は「ウサイン・ボルトと100mで対決する」といったスポーツものを考えていたが、勝ち目がないため断念。そんな中で日テレのアーカイブ映像を検索しているとクイズ番組に出会い、「これなら同じ土俵で過去の出演者の方々と対決できる」と方向性が決まった。

合成技術については、「当時のクイズ番組のスタジオカメラが4~5台体制だということに気付き、CGで4~5つの画角を作れれば全部の画がカバーできる」と直感。これは、スポーツ中継番組を約5年間担当し、自分でスイッチングして画面を切り替えたり、技術スタッフと画角について日々ミーティングする中で養われた感覚が生きた。

タイムリープする解答者はクロマキーの中でクイズに挑むが、解答席も含めスタジオセットは全てCGで画作り。リアルな小道具は、日テレに残されていた『アメリカ横断ウルトラクイズ』の解答用帽子(ウルトラハット)と早押しボタン、『マジカル頭脳パワー!!』で他者の解答が聞こえないようにするためのヘッドホンのみだった。

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