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最新技術×ノスタルジーの融合に反響 日テレ名クイズ番組に現代タレントが挑戦『クイズタイムリープ』の舞台裏

マイナビニュース / 2024年9月5日 6時0分

『マジカル頭脳パワー!!』で正解すると脱出できる“檻(おり)”も、「過去の映像から1フレームずつ抜き取って檻の部分だけの素材を作り、それをはめていく作業をしました」と手間ひまをかけている。

『SHOW by ショーバイ!!』』の逸見政孝さん、『マジカル頭脳パワー!!』の板東英二、『ウルトラクイズ』の福留功男という名司会者たちの声はAIで生成。AI板東に「ヒコロヒーさん、いかがですか?」と呼ばれた本人は「板東に話しかけられた!」と、当時の視聴者気分になって感激していた。

タイムリープ先の解答者の画質は、当時に合わせて落とすことに。「今の撮影機材だと画質が良すぎるので、あえてそのままにして浮かせることでタイムリープ感を出そうかとも悩んだのですが、やはり当時の問題を解いて演者さんと一緒になって対決するので、当時の画質になってもらいました」と判断した。
○スポーツ中継の経験が生きた映像問題の早押しクイズ

映像問題の早押しクイズは、今回の中で苦労したポイントの一つ。出題映像だけの素材が残っていないため、放送された素材を使うことになるが、そうなると『マジカル頭脳パワー!!』の「早押しエラーを探せ!」では、タイムリープ解答者が正解を答えた後に、当時の解答者が同じ正解を言ってしまう可能性がある。この事態を避けるため、当時の解答部分をカットした出題映像のみの素材を作っておき、タイムリープ解答者の解答状況に応じて現場で流す素材を瞬時に変えていくという作業が行われていた。

これも、「例えば、国際大会のスポーツ中継では、世界に発信される国際映像からその場の状況に合わせて即座に自前の映像に切り替えるということをやっているので、今回の収録もそんな“生もの”の感じがありました」と経験が生きている。クロマキーセットの技術スタッフには、スポーツ中継の熟練のチームが参加していたそうだ。

このように、様々な編集が必要になるため、収録から放送まで通常の番組が2週間程度のところ、この番組は7月16日に収録して8月11日に放送と、約1か月の期間を設けてクオリティを上げる作業を実施。スポーツ局所属の生山氏は、『news zero』で放送する、パリオリンピック(7月26日~8月11日)注目選手の事前企画を手がけながら、『クイズタイムリープ』の演出を行っていた。

●時空を超えた対決の妙が見られる出題
タイムリープするクイズ番組は、日本テレビを代表する番組であることに加え、編集作業を考慮して解答者が座って固定の画になっている前述の3番組に決定。

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