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戦国ドラマ『SHOGUN 将軍』キャスティングディレクターが語る「人を見る目」の養い方

マイナビニュース / 2024年9月9日 11時26分

画像提供:マイナビニュース

本年度のエミー賞で最多26ノミネートを達成した真田広之主演の戦国ドラマ『SHOGUN 将軍』。その日本人俳優をキャスティングした、電通キャスティングアンドエンタテインメントの川村恵さんに、キャスティングディレクターの仕事と"人を見る目"について伺った。

○映画・ドラマを支える「キャスティング」

ディズニープラス「スター」で全話独占配信中の『SHOGUN 将軍』は、ハリウッド・FXプロダクションと俳優・真田広之が手を組んだ、海外初の本格的戦国スペクタクル・ドラマだ。

アメリカの制作チームと日本の専門家が細部までこだわり抜いて作った圧倒的なスケールの映像、日本文化に基づいた重厚な物語、俳優たちの渾身の演技は視聴者を圧倒し、瞬く間に話題をさらった。アメリカのテレビ界において優れた業績をあげた番組を表彰する「エミー賞」においても、過去最多となる23部門・26ノミネートを受けており、うち11名が日本人という快挙を成し遂げている。

そんな同作品の日本人俳優のキャスティングを行ったのが、電通キャスティングアンドエンタテインメント。

同社はもともとCMや広告のキャスティングを得意としている会社だが、近年はエンターテインメント領域にも活動を広げている。その原動力となっているのが、『SHOGUN 将軍』のキャスティングディレクターを担当した、川村恵さんだ。

川村さんはもともと電通の関連会社でエンターテインメント系雑誌の広告を担当。ここでキャスティングに興味を持ち、2003年に電通キャスティングアンドエンタテインメントに移籍してきた人物だ。エンターテインメント分野を開拓するというミッションを受けた川村さんは、国内のドラマや映画を通して経験を積んでいく。そして、洋画吹き替えに声優ではなく、タレントをキャスティングするという展開を独力で進め、業界内で一目を置かれるようになった。

海外での評価が高まったきっかけは、2016年に公開されたマーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙 -サイレンス-』のキャスティング。これを機にハリウッドでもその名を知られるようになり、『SHOGUN 将軍』の日本人俳優キャスティングで白羽の矢が立った形だ。

その後はご存じの通り、同作品のキャスティングは高く評価され、川村さんはエミー賞のドラマシリーズ部門キャスティング賞にもノミネートされている。

今回、そんな川村さんに「キャスティングディレクター」という仕事の内容、そして人の才能を見抜く方法について伺う機会を得ることができた。今後ますます注目される、キャスティングの仕事とは、どのようなものなのだろうか。
○『SHOGUN 将軍』の大ヒットを受けて

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