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戦国ドラマ『SHOGUN 将軍』キャスティングディレクターが語る「人を見る目」の養い方

マイナビニュース / 2024年9月9日 11時26分

――エミー賞授賞式前に貴重なお時間をいただきありがとうございます。まずは、『SHOGUN 将軍』大ヒットの結果を受けた、率直なご感想をお聞かせください。

ありがとうございます。これはもう本当に驚きと喜び。撮影してるときは想像もしてなかったので、本当に嬉しい結果です。

――制作当時はこれほど大ヒットするとは想像していらっしゃらなかったということですか?

はい。海外のスタッフが中心となって作っていたので、文化的なことも含めて日本をどこまできちんと描写できるのか、完成した作品を見るまで本当に分かりませんでした。これはキャストもスタッフも、みんなが言っていました。「どうなるんだろう」っていうドキドキがあって、でも最初に完成した作品を見たときに「すごい。ちゃんとできているし、本当にすばらしい!」ってみんなが感じたと思います。そういう感動ってなかなかないですよね。

○「キャスティングディレクター」の仕事とは?

――それでは、キャスティングディレクターのお仕事内容についてお聞きしたいと思います。

簡単に言うと、役に合う俳優を発見し、監督やプロデューサーに対して提案させていただくというお仕事です。オーディションも担当します。

――『SHOGUN 将軍』のキャスティングは、どのような形で行われたのでしょうか。

実は日本とアメリカではキャスティングの仕事も異なっていて、日本はオーディションが少ないのですが、アメリカはほぼ100%オーディションです。スターだからという理由でキャスティングされることもありますが、通常の作品は基本的にすべてオーディションを通しますね。

――日米でキャスティングの考え方も異なるのですね。もう少し具体的に教えていただいてもよろしいですか?

アメリカのテレビシリーズでは、ショーランナーというトップのプロデューサーがいてその方が音頭を取って制作していきます。監督も数人いらっしゃって、キャスティングはショーランナーとメインの監督、製作スタジオのプロデューサー、そしてキャスティングディレクターで決めます。

――今回の製作スタジオはディズニーの「FXプロダクション」ですが、キャスティングはどのように割り振られていたのですか?

アメリカのキャスティングディレクターが先に立ち、製作チームの中に私が入って、話し合いながら日本人俳優のキャスティングをしていくスタイルですね。当時はコロナ禍で対面が難しかったので、オンラインオーディションでした。
○『SHOGUN 将軍』のキャスティングはどのように決まった?

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