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戦国ドラマ『SHOGUN 将軍』キャスティングディレクターが語る「人を見る目」の養い方

マイナビニュース / 2024年9月9日 11時26分

――それでは、適材適所のキャスティングのために心がけていることを教えてください。

「なるべくフラットでいよう」ということですね。次のステップで監督やプロデューサーが面談して見極めていくわけですから、私の立場では余計な先入観を持たないようにしています。私の個人意見が監督やプロデューサーと同じとは限らないからです。この役はこんなイメージというものを自分の中で作り上げたうえで、その俳優さんの素を思い出さないこと。例えば、「この人は優しい役が似合う」「この人は悪役は似合わない」といった固定概念を無くすことです。

――多くのビジネスパーソンが「人を見る目を養いたい」と思っています。川村さんはどうやったら養えると思いますか?

素敵な人たちと付き合うこと、それだけですね。

――最後に、川村さんが考えるキャスティングディレクターの使命について教えてください

仕事をしてきて実感するのは、「ジグソーパズルのように素敵な絵のピースは最初に決まっていて、"このピースしかはまらなかった"と組み上がった後にわかる」ということです。良い作品であればあるほど「やっぱり、この役はこの人しかいなかった」って感じます。そういう「世界中に散らばったピースを探してくる」のが、私の仕事だと思っています。

○才能を見つけ出し、輝く役につける面白さ

キャスティングディレクターは、役者選びによって物語に息を吹き込む役割を担う。近年、その重要さが認知され、2026年に実施される第98回アカデミー賞でも「キャスティング賞」が追加される予定となっている。

電通キャスティングアンドエンタテインメントは、CMや広告のみならず、そんなエンターテインメント領域のキャスティングを行う会社のひとつだ。将来輝く原石を見つけ、その人が輝く役につけ、作品の質を向上させる。そんな仕事をしてみたい方は、ぜひキャスティングディレクターという仕事があることを覚えておいてほしい。
(加賀章喜)



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