1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

『光る君へ』第33話、宮の宣旨からまひろへのオリエンテーションに視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年9月8日 6時0分

まひろが彰子のもとへ挨拶に向かうと、寒空の下、庭の前で1人たたずむ彰子の姿があった。「中宮様。藤式部にございます」と声をかけるが、彰子からの返事はない。「お寒くはございませぬか? 炭を持ってこさせましょう」と彰子の身を案じるまひろに、「私は冬が好き。空の色も好き」と、彰子の思いもよらない答えが返ってきた。「中宮様はお召しになっておられる薄紅色がお好きなのかと思っておりました」戸惑いながらも言葉をつなぐまひろに、「私が好きなのは青。空のような」と、彰子はか細い声で答える。その声はかなげではあるが、同時に芯の強さを感じさせる不思議な声だ、とまひろは感じた。

どうやら彰子は、まひろが思い描いていた人物像とは大きく違うようだ。「中宮様、このようなところでお風邪を召したらどうなさいます」と、1人の女房がにわかに現れ、口うるさく彰子に迫った。彰子はとたんに顔をくもらせ、黙り込んでしまった。

○「彰子さまがどんどん尊くなっていく」

ここは、彰子の意外な一面に視聴者の関心が集まったと考えられる。

上級貴族の娘たちに囲まれ、窮屈な毎日を送る彰子は、新しくやってきたまひろに他の女房たちとは違う何かを感じたのでだろうか。いつになく饒舌に自分のことを語る彰子に、まひろもまた何かを感じ取ったようだ。弟・藤原惟規(高杉真宙)に、彰子はうつけなのかと質問されたまひろは、自分がけなされたように不快に思い、即座に「奥ゆかしいだけです」と強く否定した。

SNSでも、「少しずつ自分のことを話す彰子さまから目が離せない」「彰子さまの『ないしょ』のときの笑顔が可愛いすぎる」「彰子さまはとんでもない大物だと思う」「彰子さまがどんどん尊くなっていく」「彰子さまとまひろの会話のシーン、本当によかった!」と、まひろと絡むことで新たな一面を覗かせる彰子に魅了された視聴者が続出している。

彰子を部屋の奥へと押し込めた女房は、左衛門の内侍(菅野莉央)と呼ばれる女性で、もともとは道長のもう1人の妻・源明子(瀧内公美)に仕えていた。内侍とは天皇の近くに仕えた女官で、伝言を仲介するなどの重要な任務を担っていた。『紫式部日記』によると、紫式部とは他の女房と比べて特に折り合いが悪かったようだ。

彰子に仕える女房衆は、出自などの関係で源倫子派と源明子派の2つに分かれている。倫子派に属するのが、藤式部、宰相の君(瀬戸さおり)、大納言の君(真下玲奈)、小少将の君(福井夏)。大納言の君と小少将の君は実の姉妹だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください