「シン職人」これからを担う若手に聞く!未来の建設現場の有り様とは?
マイナビニュース / 2024年9月25日 10時0分
野原: 現場からの発信は、今の時代ならではのいいアプローチだと思います。そのほかにもできそうな対策はありませんか。
徳島: 私たちの仕事は、やってみないと面白さが分からない面があると思うのです。なので、向こうから来てくれるのを待っているだけではなく、実際に体験してもらう場を作るがすごく大切だと思います。
先日、初めて学生の職業体験を受け入れたのですが、とても楽しんでもらえました。やはり直接その仕事に触れる体験はインパクトが違います。口でいろいろ言うよりも、経営者の人となりや現場の雰囲気を知ってもらったほうが、結果的に来てくれる人が増えるのではないかと思います。
東: 本当に見てもらって体験してもらったら絶対に好きになる人がいると思います。先日見に行った「建設フェスタ」(※3)では、重機で習字をしたんです。それを見てとても喜んでいた学生もいました。そういう形で高校生や大学生に建設の仕事の楽しさが浸透してくれたらいいですね。
※3 建設フェスタ:自治体や関連企業が建設産業の魅力を伝えるために実施するイベント
渡邊: 話が少し戻ってしまいますが、今の人には働きやすい環境の整備が必要ですので、しっかり休みを取れる環境も整えないといけません。現場によっては必ず土日が休めるわけでもないし、朝も早いですよね。
「8時始業」と言われても、現場には7時前には入っていないといけないので、現場が家から遠ければ5時起きが確定です(苦笑)。それでまともに休憩を取れませんから、体力的には厳しいですよね。
東: 女性目線だと、トイレがない現場がまだまだ多いので、そこは改善してほしいですね。土木の現場では、自分で簡易トイレと簡易テントを持参していく時も多くて、それでは女性のなり手は増えません。私はその仕事が「好き」という強い気持ちがあるのでがんばれていますが、興味本位で入ってくれた人がなかなか続けられません。
野原: 労働環境の基本的なところから改善の必要がありますね。誰でも不必要な我慢をすることなく働ける環境を整えてこそ、入職希望者の裾野が広がっていくでしょう。ちなみに、皆さんの立場から見て、このような人に建設産業に入ってきてほしいというイメージはありますか?
渡邊: 今まではもうヤンチャ一択というか、自己主張が強くて反抗心がある人が多かったです。もちろん本当に真面目な人もいますが、傾向としては口調が強くてガッツがあるタイプが主流だったと思います。ただ、これは今後の時代の移り変わりと共に変わっていくでしょうね。
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