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参加した学生が「自分らしく成長する」インターンシップ – 評価される理由と狙いを探る

マイナビニュース / 2024年9月18日 7時0分

一方で参加したクライアントの企業担当者の方にとっても、いくつもの選考を経て参加してくださっているインターン生の製品に対する声を聞けるというのは、ブランディング活動を考えるうえでプラスになると高い評価が得られたと言います。

学生自身のキャリアを開拓する場として位置づける

インターンシップというと、表向きは「学生が社会を知るためのきっかけ」ということになっていますが、企業側の本音としては就活本番での自社への志望度アップ、引いては早期選考という視点が付きまとってきます。

博報堂/博報堂DYメディアパートナーズでは、インターンシップの目的などもオープンにしていますが、あくまでも採用は"ファースト"ではないと位置付けています。

白坂さん 「学生さんが自身のキャリアビジョンを発見したり、将来やってみたいことを見出す機会としたりする場として、インターンシップを位置付けています。博報堂/博報堂DYメディアパートナーズに入社したい! と思っていただくことよりも、弊社との出会いを通じて、自分がワクワクすることや、得意なこと、大切にしたい想いなどに気づくことで、学生さん一人ひとりの今後の"自分らしいキャリア"を描くヒントを見つけてほしいです。だからこそ企業からの一方的なコミュニケーションではなく、学生さんと企業の双方向での活発なコミュニケーションを生むインターンシップになるようにたくさんの工夫をしているつもりです」

企業からの一方通行な情報提供になりがちなインターンシップという場を、学生が「自分らしく」成長する機会と捉えてプログラムを構成しているのは、多種多様な業界とつながりのある博報堂/博報堂DYメディアパートナーズだからこその視点と言えるかもしれません。
あえて日程を連続させずに開催することで、振り返りの時間を設ける

では具体的にどうやって"学生ファースト"なインターンシップに仕立てているのか? そこには広告会社らしい緻密な仕掛けが網羅されていました。

例えば、合計5日間の日程は、あえて連続させず、2週間ほどの期間で飛び飛びで開催。間に時間を置くことで、これまでの自分を振り返り、良かったことや改善したいこと、次に挑戦してみることなど、経験をふまえた教訓を引き出してもらうのがその目的だと言います。

福永さん 「例えば弊社ではフィロソフィーの一つである『生活者発想』を大事にしているのですが、前半3日間の個人ワークやグループワークだけでは、『生活者発想』をうまく意識できません。しかし、前半で悔しい思いを経験すると、後半開始までの期間、普段の暮らしでの気付きを意図的に得ようとするようになるので、最後の2日間のワークショップでは、考えの幅がものすごく伸びていて、このインターン中にも成長しているのがわかります」

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