1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

参加した学生が「自分らしく成長する」インターンシップ – 評価される理由と狙いを探る

マイナビニュース / 2024年9月18日 7時0分

後半のグループワークでは100名を超える参加者を5名程度のチームに分け、メンターとして現場社員が各チームについてサポートしますが、インターンシップ当日以外であっても、社員を交えて会議ができるようにしています。

また、チャットでの質問にも随時受け答えをしていて、人事担当者やメンター社員らが懇切丁寧に返答をするそうです。

プログラムがない日でもずっと見てくれている――そんな実感が学生の満足度向上につながっているのだと白坂さんは明かしました。
オンライン開催時は、弾幕のようにコメントが流れる?

インターンシップというと"企業に見られている"というイメージが強く、発言を控えたり、委縮したりする学生もいるようです。選考は二の次だと考えている以上、同社ではそこを解消していく工夫も随所に盛り込んでいます。

白坂さん 「インターンシップの雰囲気づくりには相当注力しています。まず参加者の学生さん全員に開催の1週間前を目途にスターターキットと題した荷物をお送りしています。そこには、名入りの参加者IDカードや各種関連書籍、インターンシップ限定のノベルティグッズなどが封入されており、オンラインでも感じられる一体感を醸成しています。プログラム初日からは毎日、朝イチにはウォーミングアップと題して全員に『好きなことを教えてください!』といったフランクな質問を投げかけ、誰でも気軽に発言がしやすい空気を作っています。4日目まではオンライン開催なのでコメント欄でコミュニケーションをしていますが、僕ら人事や登壇者たちでも追い切れないくらいの発言が殺到します(笑)よくご参加いただいた学生さんから"オンラインでも圧倒的な一体感があった"と言っていただくのはこうした一緒に作り出している雰囲気が理由だと思っています」

福永さんによれば、それこそ「弾幕」のような勢いだそうです。

通常の自社説明会には数千人が参加するので当然、そちらでも多くのチャットが早く流れますが、インターンシップは100名超の規模なのに同等の発言量だと言いますから、いかにインターン生と会社の距離感が近いのかがうかがい知られます。
インターンシップに参加できなかった学生に対しても手厚くフォロー

仕掛けという意味で心憎いのは、インターンシップ生だけでなく、すべての学生に対してのフォローもある点です。

白坂さん 「多くの応募をいただいている中ですごく心苦しいのですが、インターンシップで受け入れられる人数には限りがあります。ただ残念ながらご参加が叶わなかった学生さんに向けても、昨年度からは限定のイベントを開催し、そちらにご案内をさせていただいています。弊社を知るきっかけとしてご活用いただき、少しでもキャリアを考えるヒントをすべての学生さんに届けたいという想いで実施をしています。また、弊社では現在大きく3つの時期に選考を行っていますが、それぞれでフラットに判断しています。かく言う僕もインターンシップ早期選考では不合格となり、春公募選考でリベンジして入社した身です。なのでもしそこで弊社自体に興味をお寄せいただけたら今後の選考にもぜひ引き続きチャレンジいただきたいなとも思っています」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください