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服部潤、バラエティナレーター界に抱く危機感と期待 『水曜日のダウンタウン』を低トーンで読む理由

マイナビニュース / 2024年9月18日 6時0分

その後日、クリスマスに東京タワーの下のブースでカップルに向けてリクエスト曲を募ってかけてあげたり、メッセージを読んであげたりする仕事があったんですけど、その時に一緒にやっていた女の子のDJがCSRっていうナレーター事務所の所属で、話を聞いているうちにナレーションに興味を持ちだしたんです。性格的に「こっちだ!」と思ったらすぐ行っちゃうんで(笑)、その女の子に社長を紹介してもらって、サンディを辞めてCSRに入りました。

CSRはCMのナレーションの仕事が中心なんですけど、面白がって僕を使ってもらって、たぶん2年で100社ぐらいやったと思いますね。そしたら、たまたまテレビ東京の深夜に『車天国らぶらぶドライブ』っていうテレ東の社員ですら知らない(笑)、新番組を立ち上げる制作会社のプロデューサーが、僕のサンプルCDを聞いてくださって指名してくれたんです。ここで、テレビのナレーションって面白いなあと思ったんですよ。

――どんなところが面白かったのですか?

CMのナレーションはセンテンスが短いんですよ。その中で表現する面白さもあるんですけど、テレビは原稿がいっぱいあるので、その頃の自分は表現力も何もなかったですけど、読むのが楽しくて楽しくて! それで、テレビ番組のナレーターになろうと思ったんですが、そのためにはCSRにいたらダメだと思い、大きい事務所を探して、今の青二プロダクションにお世話になることになりました。

●朝の情報番組がターニングポイントに
――そこからいよいよ、テレビ番組のナレーターとして本格的にスタートするんですね。ターニングポイントになった番組は何ですか?

99年の3月29日に、TBSで朝6時から8時半までの『エクスプレス』っていう番組が始まるんです。女性をターゲットにして、エンタメに特化した柔らかめの情報番組で、スポーツコーナーのナレーターを探しているということで、オーディションに行ったんですよ。だけど、生ナレーションで毎日朝5時入りなんで、全然やる気なかったんです。原稿渡されてしゃべってもカミカミで、25人くらい来てたのでこれは落ちるだろうなと思ったら、受かっちゃった(笑)

それで月曜から金曜まで毎日、緊張と寝不足で、3か月経った頃に顎関節症になってしまって。豆腐も噛めないくらいの痛みなんだけど何とかしゃべれるので、他の仕事は控えてこの朝の番組だけに集中してやっていたんです。そうするうちに症状が少しずつ良くなってきて、きっと慣れてきたんでしょうね、緊張も解けてきて。そしたらプロデューサーから「服部さんにエンタメもニュースも全部やってもらいたい」と言われまして、そこからちょっと大変になったんですけど、生放送で原稿の下読みもできない中でいろんなことをやらされて、あの現場で今の服部潤が少し形作られたのかなと思います。

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