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服部潤、バラエティナレーター界に抱く危機感と期待 『水曜日のダウンタウン』を低トーンで読む理由

マイナビニュース / 2024年9月18日 6時0分

――『水曜日』を始めるきっかけは何だったのですか?

青木真一というマネージャーが、いつか藤井健太郎と服部潤で一緒に仕事をさせたいってずっと思ってたらしいんですよ。なかなか機会がなかったんですけど、千原ジュニアさんの国技館ライブで流すVTRを藤井健太郎が作るというのを聞いた青木がチャンスだと思って、僕を藤井のところに連れてっいたんです。それが『水曜日のダウンタウン』が始まるちょっと前でしたね。だから本当に、うちのマネージャーたちには頭が上がらないです。

――『水曜日』は、『みなさん』や『ゴッドタン』など他の番組に比べて、独特の低いトーンで読まれていますよね。

最初は、藤井から何も指示がなかったから、他の番組と同じようなテンションでしゃべってたんですよ。それで1回目のOAを見たときにがく然としたんです。VTRがこんなに面白いのに、俺のナレーションが邪魔だと思ったんですよ。音楽も原稿の言葉のセンスも面白いじゃないですか。それで藤井に「ちょっと(トーンを)落としていい?」と言って、今の形になったんです。そしたら、やっぱりVTRが面白く際立って良かったなと思いますね。

――本当に絶妙なワードチョイスですよね。

担当ディレクターが書いた原稿を藤井が直すんですけど、1回それを見たら赤(=修正)がすごいんです。やっぱり藤井が直したほうが面白くなるんですよね。あの番組は、ナレーション中に笑っちゃってしゃべれなくなることもあって、本当に読めなくなったときは、「これはもう無理!」って休ませてもらいます(笑)。後にも先にも、そんな番組は『水曜日』だけですね。

しかも、あの低いトーンで読まなきゃいけないので、ちょっと顔が笑っただけで、分かっちゃうんですよ。そしたら藤井が「今笑ってたんでもう1回お願いします」って。もう無理ですよ(笑)

――笑っちゃって読めなくなてしまった回で特に印象に残るのは、何ですか?

最近だと、怪しい話をする東ブクロさんにひょうろくさんが指切りをして約束するところで「成人があまり取らない手法」とか(※1)、あぁ~しらきさんが角刈りのカツラを外して角刈りの髪型が現れたところで「角刈りのヅラを外し……角刈りになったところで」とか(※2)、THE 虎舞竜の「ロード」のMVで高橋ジョージさんが白い息を吐いてるところで「やかんのような吐息」とか(※3)、こんなの読めませんよ(笑)。とにかく藤井健太郎の言葉のチョイスにやられます。

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