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建設DXで未来を変えていく

マイナビニュース / 2024年9月30日 10時0分

一方で、DXによって農業や建設の現場はポジティブに変化できるはずです。働きやすく、賃金も高く、クリエイティビティも発揮しやすい場所になる可能性が大いにある。そうすれば、意欲とポテンシャルを持つ若者もどんどんこうした現場に入ってくれるようになるのではないでしょうか。多様な価値観と多様な教育を学んだ若者が入ってくれば、それぞれの現場からイノベーションが続々と起きる可能性も高まりますよね。

野原: 建設現場からたくさんのイノベーションが起こる様は、胸踊る未来像ですね。

岸: そうして就職先が都会のホワイトカラーに集中する現状が是正されれば、地元に、地域に戻って働きたいという人も増えると思います。

私はいろいろな地方でいろいろな若者と話をしますが、大学のために上京したとしても、就職は地元でしたいという学生が意外と多いんです。もとより地元を愛するヤンキーのような、精力的に地域経済にコミットする活気ある人材も多い。そうした地元愛がある若者が働ける環境を作ってあげられれば、彼らが地域経済をさらに盛り上げ、支えてくれるはずです。

いずれにしても、若い人たちが持てる力を最大限に発揮できる。そんな場所をそこかしこに作ることが日本復活につながる唯一の道だと思います。

野原: われわれもそういった未来を描けるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

野原 弘輔 のはら こうすけ 野原グループ株式会社 代表取締役社長兼グループCEO 2000年3月慶應義塾大学経済学部卒、2014年3月シカゴ大学経営大学院修了。シティバンク、エヌ・エイ、日興シティグループ証券を経て、2006年野原産業入社。2009年野原産業取締役、2018年野原ホールディングス(2023年7月に野原グループに改編) 社長。 日本における建設産業のDXを牽引すべく、2015年以降、プロ向け建材通販サイト「アウンワークス」の立ち上げ、BIMデータライブラリーの「bimobject.com」を世界的に展開するスウェーデンのBIMobject社との合弁会社「BIMobject Japan株式会社」を設立。2023年、建設産業変革のフロントランナーとして「建設DXで、社会を変えていく」ことを掲げ、BIM設計- 製造-施工支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」を中心とする建設DX 推進事業を強化。 この著者の記事一覧はこちら
(野原 弘輔)



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