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東奔西走キャッシュレス 第63回 目新しくはないが新しい、ローソンとKDDIの行く末は

マイナビニュース / 2024年10月2日 19時4分

KDDIはauという膨大なユーザーを抱える携帯サービスを持ち、関連サービスも豊富に提供しています。オンラインではau PAYマーケットもありますが、リアルの小売であるローソンを共同経営することで、さらなる顧客接点を得ることになります。

ローソン駐車場を使って契約や相談を行える移動店舗(バス)の配備をしたり、通信のpovoとの連携を強化したり、地域の災害拠点としての役割も想定したりと、様々なローソンを模索していますが、それでもまだ、目新しさは少ないのが実情です。

コンビニとしてのローソンはKDDIだけと付き合うわけにも行かないため、バランスの取れた舵取りも必要です。ただ、決済・金融・通信・流通と全方位で連携できるKDDIとは、その強みを生かしたいでしょう。こうした支援を受けるローソンの竹増社長は、ひとつの町(ハッピー ローソン・タウン)を2030年に実現するという構想も語り、コンビニにとどまらない夢を描きます。

コンビニ業界は、商社系のファミリーマート(伊藤忠商事)とローソン(三菱商事)、流通系のセブン-イレブン(セブン&アイ・ホールディングス)の三つ巴で、セブン-イレブンも10月1日に新たな展開を示しています。そうした状況で、KDDIが参画したローソンにおいて、3社がそれぞれ相互にどのように影響し合うのか、今後の取り組みに期待したいところです。

小山安博 こやまやすひろ マイナビニュースの編集者からライターに転身。無節操な興味に従ってデジカメ、ケータイ、コンピュータセキュリティなどといったジャンルをつまみ食い。最近は決済に関する取材に力を入れる。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。デジカメ、PC、スマートフォン……たいてい何か新しいものを欲しがっている。 この著者の記事一覧はこちら
(小山安博)



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