Z世代に人気の「Discord」、安全対策についてポリシー担当に話を聞いた
マイナビニュース / 2024年10月5日 18時0分
Z世代に人気のSNSといえば「Instagram」や「TikTok」の名前がよく挙げられます。でも、実は「Discord」(ディスコード)もよく使われているのをご存知でしょうか?
Discordは、テキストチャット、ボイスチャット、ビデオチャット、メッセージなど、多様なコミュニケーションができるサービス。統計データプラットフォーム「Statista」によると、世界の月間アクティブユーザーは約1億5400万人(2023年1月現在)。年齢層では25歳から34歳のユーザーがもっとも多く、16歳から24歳の若いユーザーが20.6%を占めているとのこと(2024年2月現在)。
日本でも同様で、若者に人気があります。Z世代への調査では、Discordの利用率が16.3%と、Instagram、X、TikTokに次いで4位に入っています(2023年サイバーエージェント調べ)。
Discordは、ゲームコミュニティやオンラインゲーム中のボイスチャットに使われることが多いのですが、今では推し活仲間と情報を交換したり、自宅から学校の友人と雑談したり、といった使われ方もしています。
先日、「子どもが知らないうちにDiscordというアプリを使っていたが安全なのか」と保護者の方から相談を受けました。大人にとってはあまりなじみがないサービスだからこそ、不安になることもあるでしょう。
そこで、Discordの青少年保護の考え方や取り組みについて、Discordのポリシー担当・シニアディレクターであるサバンナ・バダリッチ(Savannah Badalich)氏にお話を伺いました。サバンナ・バダリッチ氏は、Discordのコンテンツおよびプロダクト・ポリシーを担当するチームを率いており、「ティーン・セーフティ・アシスト」の執筆者でもあります。前職はTwitterで、トラスト&セーフティ分野のシニアプロダクト・トラストパートナーを務めていたそうです。
10代の自主性を尊重しながら安全な環境を作る
Discordは、10代が安全にプラットフォームを利用できるように、さまざまな取り組みを行っています。2023年7月には、保護者が子どもとのつながりを保つためのツール「ファミリーセンター」(ペアレンタルコントロール機能)を導入し、同年10月には「ティーン・セーフティ・アシスト」として、未成年者が初めての相手から受け取るDMにアラートを出したり、過激なメディアにぼかし処理をするなどの機能を取り入れています。
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