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Z世代に人気の「Discord」、安全対策についてポリシー担当に話を聞いた

マイナビニュース / 2024年10月5日 18時0分

Discordが青少年保護に力を入れている理由について、バダリッチ氏に尋ねました。

「未成年者を危険にさらすようなコンテンツや活動は、Discordにもインターネット全体にも存在するべきではありません。私たちは、プラットフォーマーにはユーザーの安全を保つ責任があると考えています。だからこそ、安全性は私たちの最優先事項であり、製品やポリシーのすべての側面に組み込まれています。これが、新しい安全機能やポリシーを継続的に導入する理由のひとつです」

10代はリアルの世界でもオンラインの世界でも、自分の興味を探求し、限界に挑戦し、新しい友達を作る経験を積み重ねているとバダリッチ氏は話します。彼らの自主性やプライバシーを重んじ、サポートするためのプラットフォームを提供することが重要だと考えているそうです。

その姿勢は、Discordが2024年8月9日に発表した「ティーンのための手引き」にある「未成年のユーザーのための憲章」という言葉にも表れています。

「ティーンのための手引き」とは、コミュニティガイドラインとは異なり、10代がプラットフォームで楽しく過ごすために共有責任があるということを示すためのもの。「未成年のユーザーのための憲章」には、すべての10代がコミュニティを探して安全なスペースに自分たちで参加する権利を持っていること、ユーザーはお互いにプライバシーを保護し合う責任があること、自分の考えや意見を表現できることと同様に他のユーザーの表現を妨げないこと、Discordの詳細を知る権利があることなどが記載されています。

Discordは、10代が安心して楽しめるプラットフォーム作りのために、Discordが世界中で30のフォーカスグループ(情報収集のためのグループ)を実施して10代のユーザーから話を聞き、彼らのニーズに応える機能の開発に役立てています。また、ユーザー以外に、10代の安全に特化した国際的な団体とも連携しています。

Discordは、一般的なSNSのように同じ場で交流するのではなく、「サーバー」と呼ばれるスペースに参加して交流します。10代でもサーバーを作ることができ、管理者として安全なスペースを運営しなければなりません。

「サーバーを安全に保つためには、サーバーの運営者の方が自分自身とメンバーを安全に保つ意識を持っていただくことが重要だと考えています。これは未成年の方に限られた話ではありません。『セーフティセンター』では、サーバーのモデレーターとしての心構えや、24時間体制でサーバーを管理できる『AutoMod』などの活用について紹介しています。こうしたリソースを活用して、サーバーのコミュニティと協力しながら安全なサーバー運営をしてもらいたいと思っていますし、またそれをDiscordとしてサポートします」(バダリッチ氏)。

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