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【Apple担当役員インタビュー】10周年のApple Watch、私たちの生活をどう変えた?

マイナビニュース / 2024年10月15日 17時20分

健康機能への着目は、Series 3で利用できるようになった心拍の通知がきっかけとなりました。

その後、規則正しいリズムの通知から心電図の測定、転倒検知への対応、血中酸素ウェルネスアプリ、ハードウェアとソフトウェアの実装を通じて、健康的に生きるために役立つ機能を追加し続けてきたのです。

そしてApple Watch Series 9、Ultra 2、そして最新のSeries 10で利用できるようになる新しい健康機能として「睡眠時無呼吸」の検出が入りました。10日以上の睡眠計測を行い、30日間経過すると、睡眠時無呼吸の症状に関する通知が届くようになる仕組みです。

ここでウイリアムズ氏は、自身も睡眠時無呼吸だったことを明らかにしました。

「私自身、睡眠時無呼吸を患っています。何年も前にそのことを知りましたが、この病気にかかっているにもかかわらず、多くの人と同様に、自分がそうであることに気づいていませんでした。睡眠時無呼吸であることを知り、治療法が見つかった途端、私の生活は劇的に改善しました。まるで新たな人生を一歩踏み出したような気持ちでした」(ウイリアムズ氏)

自身の経験からも身をもって、気づかない症状について知り、健康的な生活に向けての改善のきっかけを知らせてくれる。Apple Watchは人々にとって、自分自身をより良くするためのデバイスとしての進化を続けています。

ウイリアムズ氏は、「健康問題を抱える誰かを助けることほどやりがいがあり、これ以上インパクトがあることはない」と言います。今後も、Apple Watchは、世界中の人々の「健康に気づく」パートナーとしての進化を続けていくことになるでしょう。
3つのリングという発明の10年

Appleでフィットネスを担当する役員を務めるジェイ・ブラニック氏は、Apple Watchの10年をこのように振り返ります。

「我々のチームは、フィットネスリングを生み出した経験を、本当に大切にしています。これに限らず、Apple Watchのフィットネス機能の背景には、科学的な根拠があります」(ブラニック氏)

多くの人にとって運動の計測は、Apple Watch以前は歩数のカウントだった、とブラニック氏は指摘します。自身のパーソナルトレーナーとしてのキャリアに照らしても、歩数カウントだけでは運動量と移動量の計測しかできず、運動強度と頻度については分からない、という気づきがありました。

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