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テレビ屋の声 第91回 『この世界は1ダフル』小宮泰也氏、“テレビが一番すごい”を胸に挑む32歳 手間を惜しまず「琴線に触れる」番組に

マイナビニュース / 2024年10月16日 6時0分

――その時を楽しみにしています(笑)。レギュラー回の収録をやってみて、東野さんと渡辺さんのコンビネーションはいかがですか?

特番の時と同じように、渡辺の慣れない進行を東野さんがうまくカバーしてくれて(笑)。でも、その2人のやりとりが親子みたいで本当に新鮮でした。ゲストの皆さんも含め、とてもいい空気のまま収録を終えたので、今後もどうなっていくか楽しみです。「名コンビ」と言ってもらえるよう、僕も全力で番組作りができればと思ってます。

――それにしても、局員ではなく、32歳の若さでゴールデンのレギュラー番組の演出を担当されるというのは、なかなか珍しいケースですよね。

本当に、フジテレビさんには感謝しかないです。この番組がレギュラーになるというので、各テレビ局のお世話になっている人たちから一斉に連絡が来て、エールをもらいました。みんなライバル局のはずなのに(笑)

――佐久間(宣行)さんの『オドオド×ハラハラ』の後で、かつては長年とんねるずさんがやっていた枠というのは、やはりプレッシャーですか?

はい、本当に恐縮すぎて。なるべく考えないようにしています(笑)
○自分で選曲も「ここで感動させたいんだ」

――『この世界は1ダフル』も含めて、制作において共通でこだわっていることはありますか?

これはディレクターの皆さんにも言うんですけど、「琴線に触れる」というVTR作りを大切にしてます。すごく笑える番組とか、何となく見ちゃう番組っていっぱいあって、僕も大好きなんですけど、作るのはわりかし苦手なジャンルで。そういうのよりも、VTRを作って、見た人たちに感動や興奮を覚えてもらうものを作ろうと思っています。なので、特番の時に「超人気ウエディングプランナーに聞いた今までで1番忘れられない結婚式」というのがあったのですが、担当のディレクターが編集してきたVTRを引き取って、「どうやったらもっと感動するだろう…」と結末を5パターンぐらい作ったんです。

曲はシェネルの「Happiness」に決めていたのですが、どのタイミングで流すかというのもパターンを作って、それを見比べて「これが一番グッとくる」と思ったのを選ぶという作業をしていました。

――多くの番組では、音効さんに選曲を頼みますよね。

僕は自分で決めることが多いです。なので、オフライン(仮編集)の段階でメインの音楽が入ってます。ドラマだと、『ROOKIES』で「キセキ」が、『アンナチュラル』で「Lemon」が、ドキュメンタリーでも『ザ・ノンフィクション』で「サンサーラ」がめっちゃいいところで流れて、あれが感動させるじゃないですか。それをバラエティでも踏襲したくて。やっぱりVTRを作ってる以上は、ここで感動させたいんだというメッセージを自分で選曲するというのを意識していますね。

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