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テレビ屋の声 第91回 『この世界は1ダフル』小宮泰也氏、“テレビが一番すごい”を胸に挑む32歳 手間を惜しまず「琴線に触れる」番組に

マイナビニュース / 2024年10月16日 6時0分

――結末のパターンを複数作るというのは、最初に齋藤飛鳥さんを追いかけた『セブンルール』の経験が生きているんですね。

はい。手間はかかるんですけど、どの番組でもそこは大切にしてずっとやっていますね。

●バラエティ演出×ドラマPの経験を強みに
――ネット配信が勢いを増して「テレビはオワコン」なんて言われることもありますが、若い世代の小宮さんから見てテレビの役割というのは、どのように考えていますか?

ネットがすごいと言われてますが、『トークサバイバー!』(Netflix)も佐久間さんだし、『ドキュメンタル』(Prime Video)も和田(英智)さんだし、テレビの第一線の人じゃないですか。だから、「テレビが終わった」と言われるのは、全然そんなことないと思いますし、受け手側の楽しみが増えているので、僕はすごくいいことだなと思います。

それに、テレビ番組って無料で見られる最強のコンテンツじゃないですか。僕は制作会社の人間なので、テレビ以外のプラットフォームもチャンスではあるんですけど、やっぱりテレビにこだわりたいと思います。テレビ局の人たちって、テレビを本気で作ってるから、カッコいいなって憧れがあるんです。制作会社には、「テレビはオワコンだ」みたいなことを言う人もいるんですけど、それは違う。結局、有名人の方もテレビに出てる人が一番強いし、テレビが一番すごいコンテンツだという思いで、変わらずやっています。

――だからこそ、先ほど『1ダフル』の話でおっしゃっていた「ネットにない情報」というのを、強く意識されるんですね。

そうですね。それはあると思います。

――32歳ということで、世代的に周りは「テレビ離れ」という感じですか?

見てない人は多いですが、今はTVerとかでめちゃめちゃ見られてるので、コアな視聴者の母数はそんなに変わってないんじゃないかなと思うんです。テレビだとザッピングされますけど、TVerはちゃんと見るじゃないですか。それに、TikTokでも回ってくるのはテレビの映像ばかりですから、いろいろ言われてますけど、やっぱりテレビはまだまだ終わってないと思います。

―― 一方で、10月からは配信連動の番組も担当されていますよね。

ME:IやNiziUのオーディションを受けていた女の子たちが、寮生活でオーディションに参加する『SEVEN COLORS』(TBS、Lemino)という番組で演出をやっています。以前、『Snow Manが豪邸でシェアハウスしてみた』(テレビ東京)という番組をやっていたのですが、それが近いイメージだということでお声がけいただき、会社は関係なく個人で携わっています。配信にも力を入れている番組なので、そうやってテレビからネットに波及していく番組が増えていけばいいなと思いますね。

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