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どこでもサイエンス 第294回 これまでの万博の科学技術なレガシー

マイナビニュース / 2024年10月30日 9時59分

画像提供:マイナビニュース

2025年の「大阪・関西万博」。開催が来年4月と近づいてきました。万博の中身も少しずつ紹介されていますが、レガシー(遺産)についても話にのぼるようになってきていますな。建物や建材についてはリサイクルの話がちらほらでておるようですが、まあ未来のことはちょっとわからないということで、ここでは2005年と1970年という過去に日本で開催された万博の科学技術なレガシーをチョイチョイ拾ってみたく思います。
万博の方が、オリンピック・パラリンピックよりもレガシーあるんじゃないのかな

日本では、2005年の愛・地球博から20年ぶりとなる万博が、半年後に大阪で開催ということで、さすがに報道も増えて参りました。

なにしろオリンピックとならぶ世界規模のイベントでございますし、開催規模も並のイベントとは違って巨大ですから、波及も大きいってことでございます。ってな話をこれまでもこの連載の第232回とか第270回とかでも書いております。

で、繰り返しになるのでサクッというと、万博は世界中の文物を集めて紹介し、また人類がアクセスできる科学技術の紹介の場でもございます。

万博は現在、5年に1回大きなものが開催され、その間にテーマ博覧会が開催されています。が、かつては毎年のように開催されたり、世界大戦などの影響で長く開催があいたりといろいろありました。まがりなりにもほとんど4年ごとに開催され続けたオリンピック・パラリンピックよりも、難易度が高いことがわかりますな。

ただ、オリンピック・パラリンピックは基本スポーツの選手権であり(本当はスポーツと文化の祭典)、開会式、閉会式の演出、話題になった競技と文化、「選手と関係者向けの」競技場や選手村の建物や部材くらいがレガシーとなる感じとなる一方、万博では「来場者向けの」様々な建物と展示、サービスがレガシーとなるのでございます。
2005年万博のレガシー

最近の日本の万博は、2005年に愛知県で開催された愛・地球博でございます。環境万博で森の精という設定のモリゾー・キッコロという公式キャラクターはなかなかに定着しました。大阪のアランジアロンゾさんのデザインですな。いまだにモリゾーたちは見かけることがあり、キャラクターがレガシーになっている感じもいたします。2025年には20周年祭ということで、またまた活躍するようですな。

愛・地球博では、ゴミの分別収集とリサイクルを定着させたといわれています。リサイクルそのものはもっと前からおこなわれていたわけですが、会場に9分類の分別ゴミ箱がならび、これはどこに入れるというのを多くの人が実際に行ったのが大きいですな。

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