1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

大河原克行のNewsInsight 第338回 「感動」を結びつける、ソニー流サステナビリティの方向性と具体策

マイナビニュース / 2024年11月1日 14時49分

画像提供:マイナビニュース

ソニーグループは、サステナビリティに関する取り組みとして、新たに策定した「Sony’s Sustainability Vision」に関して説明した。ソニーグループ全体の目指す方向を明確にし、社員、顧客、ビジネスパートナーなどの多様なステークホルダーに、サステナビリティの基本的な考え方をわかりやすく伝えることを目的にしたもの。

Sony’s Sustainability Visionは、ソニーグループ全体の目指す方向を明確にし、社員、顧客、ビジネスパートナーなどの多様なステークホルダーに、サステナビリティの基本的な考え方をわかりやすく伝えることを目的にしたものだ。

「感動に満ちた世界を創り、次世代へつなぐ」をテーマに、一人ひとりの多様な価値観を大切にし、人々の心を豊かにする「PEOPLE」、感動が広がるように、誰もが安心して暮らせる社会づくりに貢献する「SOCIETY」、感動が続くように、生命の基盤である地球環境を守る「EARTH」の3つの観点から行動の方向性を示している。

ソニーグループ サステナビリティ推進部 シニアゼネラルマネジャーのシッピー光氏は、「ソニーグループは、サステナビリティを、経営の重要なテーマに位置づけて、力を注いでいる。経営戦略への統合とともに、各事業において、サステナビリティに関する課題や機会の検討を行い、事業特性に応じた取り組みを進めている」とし、「Sony’s Sustainability Visionは、サステナビリティの活動においても、感動を生み出す行動につなげる必要があるという思いを込めている。2022年度に実施したマテリアリティ分析をもとに、気候変動、DE&I、人権の尊重、サステナビリティに貢献する技術を重視していくことになる」と位置づけた。

サステナビリティ戦略と事業活動は不可分に

また、サステナビリティの取り組みとして、具体的な事例にも触れた。

アクセシビリティの観点では、当事者ニーズを生かした製品およびサービスの実現を目指しており、製品化プロセスにおけるインクルーシブデザインを採用。デジタルカメラに音声読み上げ機能を搭載したり、アクセシビリティコミュニティの意見を取り入れたPS5用アクセスコントローラーを開発したりといった例がある。2025年度までに、ソニーグループ全体で、インクルーシブデザインを製品化プロセスに取り入れる計画だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください