大人のインフラ紀行 第5回 日本で唯一、本物の下水道管の中に入れる「小平市ふれあい下水道館」- 下水道の暗闇の中に見たものとは
マイナビニュース / 2024年11月7日 7時0分
下水なのだから当然ではあるが、ニオイもきつい。家の風呂場や台所の排水溝を掃除するときに鼻腔をつくあのニオイを、5倍濃縮くらいにしたものだ。
しばらく晴れの続いた日に行ったので、足下を流れる下水の流れはそこまでの量ではなかったが、ゲリラ豪雨のときなどはかなりの濁流になるらしい。
最新の浄化技術や小平市の水環境の取り組みも紹介されている「小平市ふれあい下水道館」は、都市がさらに進化していく中で、持続可能な水環境をどう保つべきか、我々一人ひとりが果たせる役割は何かを考えさせられるものだった。
インフラは人々の生活と密接に結びついた大切な存在であることも実感できる。
なんて立派なことを考えつつ、下水の流れていく先の暗闇に目を凝らし、その奥に蠢くモノたちを探したのだが、もちろんそんなものはいるはずもないのだった。
佐藤誠二朗 さとうせいじろう 編集者/ライター、コラムニスト。1969年東京生まれ。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わり、2000〜2009年は「smart」編集長。カルチャー、ファッションを中心にしながら、アウトドア、デュアルライフ、時事、エンタメ、旅行、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動中。著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』(集英社 2018)、『日本懐かしスニーカー大全』(辰巳出版 2020)、『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック』(集英社 2021)。ほか編著書多数。新刊『山の家のスローバラード 東京⇆山中湖 行ったり来たりのデュアルライフ』発売。
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(佐藤誠二朗)
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