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Ryzen 7 9800X3Dを試す - ゲーミングCPUの本命か? 第2世代3D V-Cacheの威力を徹底検証

マイナビニュース / 2024年11月6日 23時0分

ただこれ、効率という観点ではちょっと悩ましいところである。表3~5に、Dhrystone/Whetstone/TMPGEnc Video Mastering Works 7での効率を纏めてみた。どの数字も高ければ高いほど効率が良い訳だが、その観点で言えばRyzen 7 9800X3Dの効率はかなり悪い。Ryzen 7 9700Xと比較した場合、Dhrystoneなど半分強の効率でしかない。スペック的に言えば、Ryzen 7 9800X3DはTDP枠というよりもPPT(Default Socket Power)をほぼ使い切る程度まで消費電力を引き上げる設定になっており、この結果として動作周波数が上がり、性能が改善しているということになる。Ryzen 7 7800X3Dは構造上あまり温度を上げられず、そのためPPTどころかTDPの枠すら使い切らない程度の低い動作周波数での稼働となっていた。実際今回グラフ161を見ると、Ryzen 7 9700X(TDP 65W/PPT 88W)よりも実効消費電力が低くなっており、このため3D V-Cacheの効果でゲームなどは高速に動作する一方、アプリケーション性能はRyzen 7 7700Xに及ばなかった。今回Ryzen 7 9800Xはゲーム以外のアプリケーションでもRyzen 7 9700Xを凌ぐ性能を発揮しており、それはこの消費電力の大幅増で実現可能になった、という訳だ。

○考察

ざっくりRyzen 7 9800X3Dの性能を評価してみた。確かに性能は申し分ない。勿論8core/16threadのCPUだから、エンコードとかレンダリングなどでの性能はRyzen 9には及ばないのは仕方ないが、8core以下のCPUでは恐らく最強と評して良いと思う。確かにゲームでもフレームレートが伸びるものは猛烈に伸びるので、AMDの主張する最強のGaming CPUという触れ込みも間違ってはいないと思う。

実質的には120WのCPUというよりも170WのCPUと考えるべきで、この辺りはちょっと判りにくい(というか誤解を招きやすい)気はするが、例えばCore i7-14700KがPL1 125W/PL2 253W、Core Ultra 7 265KがPL1 125W/PL2 250Wな事を考えると、170WというのはまだIntelに比べれば穏当、という見方も出来る。

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