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実業団で活躍したプロバレーボール選手はどんなセカンドキャリアを歩む?

マイナビニュース / 2024年11月6日 18時40分

山添さんに新入社員の研修を任せているのは、「関わっている人を、仲間として分け隔てなく、自然に接することができる人」だからだという。入社して間もない新入社員は多くの不安を抱えている。だからこそ、山添さんのような人が人事担当として近くにいることが支えになると考えているそうだ。

「現役時代に誰かに頼ったり頼られたり、そういう関係を積み上げてきていると思うので、仲間を大切にするという観点を備えているんでしょうね。アスリートとしていろいろな努力も積み上げてきた人でしょうから、精神的な強さと安定感を感じます。そばにいてもらえるととても心強い。それはビジネスにとって大事なスキルであり、同時になかなか磨き上げるのが難しいスキルでもあります」(野間さん)

野間さんは、山添さんにチームリーダー(課長:管理職)になってくれることを望んでいると言う。

「山添さんのような人がリーダーになればメンバーもすごく仕事がしやすく、ポテンシャルを発揮しやすくなると思います。人間的な素養はもう持っているので、いろんなことを勉強して、将来そういったポジションに就いてほしいですね。山添さんは、とても信頼しているメンバーです」(野間さん)

野間さんから要望をいただいたところで、あらためて山添さんに現在目指している将来像について伺ってみたい。

「僕はなにか夢をもってこれまで歩んできたわけではなく、バレーボール選手も目の前の課題や試合を乗り越えてきた結果、たまたまなれただけなんです。まずは自分のできる範囲をどんどん広げていきたいですね。広げていった中にまたなにか見えてくるものがあるんじゃないかと思っています。リーダーを担うというのも、できるだけのスキルが身についた結果だと思うので、リーダーを目指しつつも着実に自分の力をつけていきたいです。もちろん、バレーボールの普及にも携わりたいと思っています」(山添さん)
○コーチというセカンドキャリアを選んだ白澤さん

山添さんと対照的に、セカンドキャリアとしてチームに残るという道を選んだのが、大阪ブルテオンでコーチを務める白澤健児さんだ。

白澤さんは福岡県宗像市に生まれ、中学校からバレーボールを始めた。その後、福岡大学附属大濠高等学校に進学し、そのまま福岡大学のスポーツ科学部スポーツ科学科に。そして全日本ジュニア代表などを経験したのち、パナソニック パンサーズに入団し、16シーズンの間プレーした。

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