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石垣市で自動運転の実証実験を実施 - 自動運転レベル2での走行実証に中山市長も初乗車

マイナビニュース / 2024年11月12日 19時18分

画像提供:マイナビニュース

石垣市、NTT西日本、NTTビジネスソリューションズ、マクニカ、東運輸は、石垣市における「地域住民向けの持続的な交通手段の維持」や「観光客向けの二次交通手段の拡充」という地域課題の解決に向けて、2024年11月12日から11月16日まで自動運転の実証調査を実施。実証走行区間は、石垣港新港地区旅客船ターミナル~南ぬ浜町緑地公園~石垣港離島ターミナル間となっている。

本実証調査の開始に先立ち、2024年11月11日、ユーグレナ石垣港離島ターミナルにて、セレモニーとして自動運転EVバス実証実験出発式および次世代モビリティ(自動運転EVバス)の試乗体験会を実施。セレモニーには、コンソーシアム事業である石垣市、NTT西日本、NTTビジネスソリューションズ、東運輸に加え、関係団体であるマクニカや各地域コミュニティが参加した。

最初に登壇した、事業コンソーシアムの代表である石垣市市長の中山義隆氏。まずは石垣市における地域公共交通計画について、ライドシェアの規制緩和、乗降場所や時間の自由度の高いデマンド交通の導入に向けた実証実験など、「利便性の高い移動手段の構築」に取り組んでいる状況を紹介。「今後とも市民ニーズに対応した移動手段の多様化とその充実を図ってまいりたい」との意気込みを明かした。

今回実証実験が行われる自動運転EVバスは、公共交通各事業者が抱える運転手の高齢化や担い手不足の課題への対応とともに、「市民や観光客の移動ニーズの高まり」に対する施策であり、平成29年に実施されたユーグレナ石垣港離島ターミナルと新石垣空港間での実証実験に続く、より精度の高い自動運転システムの検証と位置付け。実証実験が行われる、ユーグレナ石垣港離島ターミナルと石垣港新港地区旅客船ターミナル間は、団体の場合は大型バス、少人数の場合はタクシーといった棲み分けが現在行われているが、「自動運転バスが実装されれば、市街地への近距離移動手段として、大きな効果が期待される」との見解を示した。

「今回の実験を通して、自動運転技術の将来的な地域公共交通ネットワークへの組み込みを見据えている」という中山市長。次年度以降、今回の路線のほか、別ルートについて、走行距離なども考慮したうえで実験を進めていくという予定を明かし、今回の実験で有意義な結果が得られること、事故なく安全に運行することに期待を寄せつつ、実証実験への参加を呼びかけた。

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