1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

Lunar LakeはMeteor Lake比でどこまで性能向上? 最新ドライバ適用「Core Ultra 7 258V」搭載ノートを試す(後編)

マイナビニュース / 2024年11月14日 15時0分

最後にAI性能もチェックしておこう。注目はNPUだ。Core Ultra 7 155Hにも内蔵されているが、第3世代で性能は11TOPSと控えめ。一方でCore Ultra 7 258Vは第4世代で47TOPSと大幅に強化された。これによっとCopilot+ PCの要件を満たしているのも特徴だ。ここでは、さまざまな推論エンジンを実行してAI性能を見る「UL Procyon AI Computer Vison Benchmark」を実行する。また、電力効率も見るため実行時のシステム全体の消費電力も計測した。電力計にはラトックシステムの「REX-BTWATTCH1」を使用している。

NPUのスコアはCore Ultra 7 258Vのほうが約5倍も高い。圧倒的だ。消費電力もわずかに向上しているが、スコア差を考えれば、電力効率はより高くなったと言ってよい。NPUに対応するアプリが増えれば大きな強みになるだろう。GPUによるAI性能も約1.8倍もスコアが向上。GPUでAI処理するアプリも多いだけに、ここも大きな強化ポイントと言える。CPUはコア数の少なさが影響したのか、Core Ultra 7 155Hのほうが若干高くなった。
8コアでも十分高性能でゲームもAIも強いLunar Lake

コア数を減らす、ハイパースレッディングを廃止する、メインメモリをCPUに統合するなど大胆な改革を行ったLunar LakeことCore Ultra 200Vシリーズ。コア数で上回る前世代のMeteor Lakeに比べてマルチスレッド性能では劣る場面は多少あるものの、多くのアプリ、ゲーム、AI処理では性能向上を果たしており、改革はうまくいったと言ってよいだろう。Meteor Lake搭載のノートPCは価格が下がってきており、迷うところだが、Lunar Lake搭載ノートのほうが汎用性は上。このテスト結果が、ノートPC選びの参考になれば幸いだ。
(芹澤正芳)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください