1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

テレビ屋の声 第92回 『あのちゃんねる』小山テリハ氏、番組を守り続けて異例の地上波復活 あのちゃんとの“物語”で受ける刺激とリスペクト

マイナビニュース / 2024年11月25日 6時0分

ADの頃は友達と会う時間もなかったですが、最近はテレビ東京の大森くんやフジテレビの原田(和実)くんと『あたらしいテレビ』(NHK)に出て以降ちょくちょく会っていて。近況とか面白かった作品とか「これどう思う?」とそれぞれの環境でちょっと気になったことを何でも話せて、そういう同志ができたことがすごく心強かったりしてます。

●「独自すぎるプラットフォーム」テレビに感じる可能性
――今後こういうコンテンツを作っていきたいというものは何でしょうか?

『イワクラ吉住』も『サクラミーツ』も『あのちゃんねる』も、面白いことを女性と一緒に作って、それをどんどん大きくしていきたいという展望があります。『サクラミーツ』のイベントの幕間でドラマを撮ったんですが、その撮影が面白かったので、今度はちゃんとした映像作品を作って映画館とかで上映できないかなとか、『あのちゃんねる』はあのちゃんの“子ども番組”もやりたいし、おじいちゃん・おばあちゃんが見ても面白いと思ってもらえるようになりたいし、裾野をどんどん広げたいなと思っていて。

『あのちゃんねる』の企画を見てあのちゃんのライブに行きましたとか、『サクラミーツ』を見てメンバーが面白いと思ってファンになりましたというのを聞いたりするので、テレビの中でもそうですが、面白いな・見つかってほしいなと思う人たちを集めたフェスみたいなイベントもできたらいいなとも思ったりします(笑)。アイドルをいつかプロデュースしてみたいなという憧れもあります。テレビ局なので、事務所さんの垣根も関係なくフラットにものづくりができると思うんです。

――そうした面で、テレビ局の役割は大きいですよね。

『ホリケンのみんなともだち』でいろんな企業さんにロケに行くと、「テレビだ!」ってすごく喜んでいただけることが多いんです。その価値を重んじてくれる人がまだまだいっぱいいて、OA後に「過去一番の反響が来ました」と言ってもらえると、すごくうれしいなと思います。

おばあちゃんがお孫さんの働く姿を見に行く『本日のお客様は、あなたのおばあちゃんです。』というドキュメンタリーもやったんですけど、おばあちゃんがコロナ禍にわざわざ福島から六本木のバーレスクで働く子を見に来てくれて、「この番組がなかったら、孫の働く姿なんて一生見られなかった」って喜んでくれたんです。その時、グッと熱いものがあったし、テレビ局っていろんなものを超えられる力があるなと思って。私が他の企業で働いてる人だったら話すら聞いてもらえないことも、テレビ局の人間として提案すると「じゃあやってみたい」とある程度の安心感もあってやってくれたりするわけじゃないですか。このテレビという独自すぎるプラットフォームの可能性は、めちゃめちゃ感じますね。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください