1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

テレビ屋の声 第92回 『あのちゃんねる』小山テリハ氏、番組を守り続けて異例の地上波復活 あのちゃんとの“物語”で受ける刺激とリスペクト

マイナビニュース / 2024年11月25日 6時0分

――ゲストを迎えてトークする企画「スナックあの」ってあるじゃないですか。あんな回し役ができるなんて、最初の頃は想像できなかった感じでしょうか。

そうです。あれができるようになったのも、まさに彼女の一つの成長ですよね。ああやって来てくれた人の話を引き出して会話できるようになったのを見ると、親戚のおばちゃんみたいな気持ちになったりもします(笑)

『ロンハー』のスポーツテストでは、加地さんにオタクの長文プレゼンみたいなメッセージを送って彼女が抜てきされたんですが、私、現場で感動しちゃって。あのちゃんが大人になって一生懸命走ったり、みんなと勝ったり負けたりして、気づけば主人公みたいになってたんです。彼女が学生時代にできなかった(※)遅れた青春を取り戻してる感じがあって、本当に良かったと思いました。

(※)…あのは学生時代、周囲となじめず保健室登校や引きこもり生活を送っていたことを明かしている。

――地上波レギュラー復活一発目のゲストが、出川さんでした。

番組立ち上げのきっかけだった出川さんに「帰ってきたよ」という思いと、こんなに進化したあのちゃんとがっつり濃厚に1対1で絡むことはなかったと思うので「見ててね」という気持ちもありました。

――そこにも“物語”がありますよね。個人的に『あのちゃんねる』では、ウエストランドの井口(浩之)さんの特殊な歯並びにあのちゃんがすごいテンション上がるのが大好きです。

ありがとうございます。『あのちゃんねる』は「歯周病ちゃん」というキャラクターもいるくらい「歯」が一つのテーマになっていて、この前も口内をイメージした中で演者さんがみんな歯の格好をして進む「歯すごろくで遊ぼう」って企画をやりました(笑)。あのちゃんはバイ菌になってプレイヤーをチクッて刺したり、マス目に歯に関する罰ゲームを入れて。そういうのを会議でずっと考えてるから、スタッフがみんな歯の脳になってきてます(笑)

最新話では、これも「意味が分からない」とか、「あのちゃんのスケジュールがなかったのか」と見た方には言われそうなのですが、<「スナックあの」に来たらあのちゃんが子どもになっている…けど中身はあのちゃん>という、ヘンテコな企画をやっています。常にTVerの再生回数とか数字のことを言われるので、プレッシャーでもありながら、『あのちゃんねる』が好きな人たちがより一層楽しんでもらえるように「何だこれ!?」っていうどこか引っかかったり、違和感がある企画をやっていきたいですね。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください