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フードドライブと“仕分け隊”の活動で、フードバンク支援を続けるNTT東日本

マイナビニュース / 2024年12月13日 10時0分

11月8日に行われた“仕分け隊”の活動では、フードバンクちばに9名のNTT東日本社員が集った。同社野球部に所属する社会人選手も数名参加しており、NTT東日本の“仕分け隊“に対する熱意が伝わってくる。
○フードバンクの食料品を入庫・整理・分類・梱包

フードバンクちばに到着した“仕分け隊”は、はじめにフードドライブとして持ち寄った食料品を寄贈した。フードバンクちば 社会福祉士の高橋晶子氏は、“仕分け隊”の活動に対し、次のように挨拶する。

「多くのフードバンクさんは、どちらかというと企業からいただくものが多いのですが、フードバンクちばはご家庭からいただく方が割合として多くなっています。すべて違うものなので、整理するのが大変です。こうやって手伝ってくれる方がいらっしゃるというのは、すごく大きな力になっています」(フードバンクちば 高橋氏)

2023年ごろから始まった物価高騰、2024年夏に起きた「令和の米騒動」を受け、フードバンクちばの窓口では寄贈が減少傾向にあるという。米にいたっては昨年の半分に満たず、今回の整理作業でも想定した量には達しなかったそうだ。

そんな状況でスタートした“仕分け隊”の整理・梱包作業。筋力のある男性陣は米袋を倉庫に運び込み、細やかな作業を得意とする女性陣やベテランのボランティアスタッフは食料品の整理を行うというチーム分けが自然に行われた。

食料品は賞味期限別に8分類と品目別に3分類、そして除外品の計12分類に仕分ける。「そのまま食べられるか」「簡単な調理(お湯を注ぐ・レンジで温めるなど)で食べられるか」「調理が必要か」という視点で分類しているのがフードバンクならではと言えるだろう。

どうしてこのような分類になっているかというと、生活に困ってる方は電気・ガス・水道といったライフラインが止まっていたり、身体的・精神的に調理ができなくなっていたりする場合もあるからだ。

各チームが一通り作業を終えた後は、梱包作業だ。フードバンクが支援する人たちの多くは「明日食べるものがない」という緊急性の高い方々のため、正午までに来た食品支援の申請はその日の午後には地域のボランティアの協力で梱包・発送され、早ければ翌日の午前中には手元に届くという。だからこそ、梱包は素早く間違いのないように行わなければならないし、事前の仕分け作業がとても重要な役割を果たしている。

支援を求める人たちが希望する食品、アレルギーなどで送ることができない食品はオーダー表に記載されているが、実際にどんな品物を入れるかは作業者にまかされている。それだけさまざまな食料品が集まってくるからだ。だからこそオーダー表に記載された内容から家庭の状況を想像することが求められ、梱包する品物にも作業者の個性が表れる。

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