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フードドライブと“仕分け隊”の活動で、フードバンク支援を続けるNTT東日本

マイナビニュース / 2024年12月13日 10時0分

こうして“仕分け隊”の活動はお昼をもって終了となった。参加したNTT東日本社員の感想を伺ってみよう。

「私は自治体の業務でフードバンクのことを知ったんですけど、その先がどうなっているかは知らなかったので、今日実際に体験できてとても勉強になりました」

「僕は初めての参加で、まずいろいろな食品があること、細かく仕分けていることにビックリしました。10回参加したら一人前という話をお聞きしたので、あと9回呼んでいただけるようにがんばりたいと思います」

「私は2回目の参加なんですけれども、改めて大変な作業だと身に染みました。もし3回目もあればぜひ参加させていただきたいなと思っております」

「いま野球部に所属しているのですが、野球だけやっていたらこういう経験はできないので、とても貴重な機会をいただけました。ありがとうございます」
○さまざまな人が関わり少しずつ手伝って成り立つフードバンク

もともとまったく別の仕事をしていたものの、東日本大震災後に声をかけられて現在の団体に入ったという、フードバンクちばの高橋晶子氏。当時はまだフードバンクは始まっておらず、就労が難しい人たちの支援が主な事業だったという。

だが、就労困難者はそもそも最初の経験を得るのも難しい。そんな人たちが働ける場を自ら作ろう、という考えからスタートしたのがフードバンク活動なのだそうだ。

しかしフードバンクはそれ自体では採算がとれない。だからこそ高橋氏らが福祉の仕事と掛け持ちでフードバンクの活動を行うことになったそうだ。そのうちに法律も整備されていき、コロナ禍などを経て寄贈もどんどん増加し、高橋氏はいつしかフードバンク活動の専任になった。

「まだまだ知らない人が多い活動なので、もっと沢山の人に知ってほしいですね。小・中学校の子たちはいまSDGsや食品ロスについて学校で学んでいると思いますので、その流れの先にフードバンクという活動があると伝えたいです。でも実際にどんなことをやっているかは分からないでしょうから、フードバンクちばで見学・体験をしてもらえたらうれしいなと思います」(フードバンクちば 高橋氏)

フードバンクは、さまざまな人に関わってもらい、みんなが少しずつ手伝って成り立つ活動だ。だからこそ、積極的に活動を支援してくれる企業は非常に助けになっているという。

「NTT東日本さんは、いつも私たちファーストで考えてくださるんですよね。企業目線ではなく、『なにをしたらこちらが助かるのか』を聞いたり考えたりしてやってくださいます。それにみなさん優秀なので、細かい作業でも想像以上の成果をあげてくれます。本当にありがたいです」(フードバンクちば 高橋氏)

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