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「PlayStation Partner Awards 2024」発表! グランドアワードの『エルデンリング』、現状「2」は考えていない

マイナビニュース / 2024年12月4日 8時30分

――最もチャレンジングだった部分と、それに対する手応え、ユーザーの反応を教えてください。

浜口氏:ストーリーを重視するのはもちろんですが、ワールドマップに対するスケール感、ユーザーがどう探索して、どう体験できるかが、2作目においてはとても重要だと考えていました。そのため、そこに対するチャレンジはプライオリティを高く開発しました。開発当初はとにかくワールドマップの広さを定義して、そこにどれくらいのコンテンツを置くかをあらかじめ決めることに時間をかけましたね。

近年は、広大なオープンフィールドを自由に探検できるゲームが多いですが、『FF7』は原作ありきなので、全世界を、冒険しながら探索していくことを実現する必要があります。

とはいえ、実際のスケールをゲームに実現させるのは難しい。でも「いろいろな大陸をわたっているな」と感じられる広さ、そして、開発できるギリギリのラインを最初に定義すること。それがチャレンジングでもあり、楽しい業務でもありました。

結果として、ワールドマップに自由度をもたせて探索できつつ、コンテンツやミニゲームを設置できたことは、いい評価を受けたと思っていて、手応えを感じています。次回作にも活かしたいですね。

――ユーザーからの反響が大きかった要素を教えてください。

浜口氏:前作でもそうだったんですが、私は1つのコンセプトを開発チームに提示してディレクションします。今作では“絆”。そのため、バトルでは連携技があったり、サイドコンテンツではクラウドと仲間の関係性を表現したりしました。それがユーザーに届いたように感じています。

――『FF7』を再構築するうえで重視したことを教えてください。

浜口氏:リメイク作品ではあるものの、原作と同じものを作り直すだけでは、どうしてもユーザーの興味が薄れてしまう恐れがあります。何かしらのエッセンスは絶対に加える必要があると思っていました。

ただ、それが『FF7』とまったく違うものになってしまわないよう気をつけました。原作の要素をリスペクトしながら、オリジナルではハードの制約で表現できなかったディテールをアレンジしていくような、“懐かしくて新しい”感じを届けたいと思っていました。

――三部作の完結編への意気込みを教えてください。

浜口氏:最終作の位置づけとして、どういう結末になるか多くの人が期待していると思っていますので、その期待に応えられるように、開発一同、進めております。

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