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東奔西走キャッシュレス 第69回 ドコモのプラチナカード「dカード PLATINUM」、発行に至った背景や今後の戦略を聞く

マイナビニュース / 2024年12月3日 15時0分

画像提供:マイナビニュース

2006年に前身のクレジットサービス「DCMX」が提供開始されたところからスタートしたNTTドコモのクレジットカード「dカード」。2024年11月に、ついに最上位カードとしてプラチナカード「dカード PLATINUM」の発行を開始しました。

携帯キャリア4社はクレジットカード事業にも力を入れており、楽天カードが2005年7月、au PAYカードが2014年10月、2015年にKCカードより譲渡されたYahoo! JAPANカードからスタートしたPayPayカードと、それぞれ異なる戦略でカード事業を打ち出しています。

今回は、最上位カードの発行に至った背景やその戦略についてドコモに話を聞きました。対応していただいたのは同社コンシューマサービスカンパニー クレジットサービス部長の鈴木貴久彦氏。クレジットサービス戦略担当の稲村彩花氏にも同席いただきました。

なお、dカード PLATINUMは「申し込みが予想を上回る状況」とのことで、Web申し込みが一時停止されていましたが、受付は再開されています。ただし、カードの発行・発送に通常よりも時間がかかっているとアナウンスされています。
○3万円を切る年会費で幅広いユーザーにプラチナカードを

携帯事業にあとから参入した楽天グループは別として、dカードの歴史は携帯キャリアのなかでは最も古く、ゴールドカードの発行も2007年に遡ります。現在のdカードになったのは2016年と比較的最近ですが、長くレギュラーカードとゴールドカードの二本立てとなっていました。

そうしたなかで、dカード GOLDの会員数が1,000万を突破。「積極的に使ってもらっていて、ショッピング限度額が足りない、もっといい特典が欲しいという声が増えてきた」と鈴木氏は話します。

そうしたこともあり、2~3年前から「そろそろカード券種を増やした方がいい」という流れが社内でもあったそうです。券種としては若年層向けもありえるところですが、まずはラインナップとして上位の券種が必要という判断に至ったといいます。

ただ、ちまたには10万円を超える年会費のプラチナカードがありますが、そのレベルはドコモショップでコンサルティングしながら販売するという商品ではないという判断もあったそうです。その中で、「三井住友カード プラチナプリファード」や「楽天ブラックカード」といった年会費3万円台のカードがあってもいいのでは、という気づきを得たとのこと。

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