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まちのマンホールを撮影して脱炭素! アビスパ福岡・ギラヴァンツ北九州・NTT西日本が手がける「Catch The Manhole」とは

マイナビニュース / 2024年12月13日 11時0分

今回、NTT西日本が、アビスパ福岡とギラヴァンツ北九州をパートナーとして選んだのは、両クラブチームが「TH!NK THE BALL PROJECT」に参画していることも大きな理由のひとつだが、プロジェクトにエントリーはしたもののアビスパ単体での活動は考えておらず、「せっかく、『シャレン!』という枠組で活動をしているので、他の企業の方と一緒に考えて活動がしたかった」というアビスパの佐川氏。一方、昨年のトライアル期間から参画しているギラヴァンツの永由氏は、「なかなかアプリに馴染みのないサポーターの方が多かったこともあって、最初は誘導するのも大変だった」と初期の苦労を明かす。

NTT西日本より「Catch The Manhole」の企画を提案された際、アビスパの佐川氏は、ホームスタジアムの立地から見ても最適な企画だったと振り返る。アビスパ福岡のホームスタジアムであるベスト電器スタジアムは、最寄りが福岡空港という日本でも珍しいスタジアムだが、徒歩でおよそ25分という距離に、ネガティブな印象を持たれることも少なくないという。「ちょっと微妙な距離で、バスの本数もあまり多くないので、スタジアムに足を運びにくい要因のひとつになっている」という現状に対し、「逆に考えれば、その距離を楽しみながら歩くという文化が作れれば、アクセス問題というネガティブな要素をなくせるのではないか」と分析。「楽しくマンホールを探しながら歩けば、あっという間にスタジアム。そんな構造が出来上がれば、気候変動にも貢献しながら、アクセス問題も解決できる」と、そのメリットの大きさについて言及する。

「北九州にはデザインマンホールがすごく多いので、ファンも楽しみながら参加できると思った」というギラヴァンツの永由氏。実際、北九州市には、ギラヴァンツ北九州のクラブマスコット「ギラン」や『銀河鉄道999』のメーテル、『ポケモン』のキャラクターなど、多種多様なデザインマンホールが設置されている。さらに、「北九州は車社会なので、普段車に乗っている方が歩くことによって、健康面での効果も大きい」と健康面での効果にも期待を寄せる。

「TH!NK THE BALL PROJECT」は、あくまでもJリーグとNTTグループが作った器であり、企画内容についてはそれぞれのクラブチームに任されている。「ほかでも同様な取り組みが行われていますが、なかなか盛り上がらせるのに苦労しているようです」というNTT西日本の東氏。その点、「『Catch The Manhole』は、アビスパさんとギラヴァンツさんの対決という構図が作れたことによって、『TH!NK THE BALL PROJECT』においても一番の盛り上がりを見せている」という。

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