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AQUOS R9 proレビュー - カメラ性能は申し分なし、パフォーマンスもハイレベル

マイナビニュース / 2024年12月18日 17時33分

複数のカメラを搭載したスマートフォンでは、メインカメラ以外の超広角カメラ/望遠カメラのセンサーサイズが小さくなり、レンズ性能も劣ることが多く、結果として画質面ではメイン以外のカメラは「そこそこ」という評価になりがちです。「AQUOS R8 pro」まではそれを嫌ってシングルカメラとしていましたが、かといってデジタルズームで数倍になると画質の劣化が大きくなります。そのバランスが難しいところです。

「AQUOS R9 pro」のメインカメラで2.9倍デジタルズームをして撮影したときと、3倍の望遠カメラで撮影したときでは、画質に差があります。「AQUOS R9 pro」は3倍望遠カメラでも5,030万画素でピクセルビニングしているせいか、良好な画質となっています。

一般的なスマホカメラでも、3倍程度であればメインカメラのデジタルズームでも十分な画質です。「AQUOS R9 pro」でも同様に実用的なデジタルズームの画質ですが、今回は望遠カメラも優れた画質で積極的に使いたくなります。バランスの良い選択の結果が、65mmなのかもしれません。

いずれにしても倍率は3倍弱なので、望遠性能はそれほど高くはありません。デジタルズームについて6倍までは実用的ですが、それ以上になるとスマートフォン画面で拡大しない場合でないと厳しくなってきます。

それでも、特にメインカメラの画質面は一級品です。ナチュラルで自然な描写で、単に線を描くのではなく、立体感があって空気感を伝えるような描写になっています。このあたりはライカの面目躍如と行ったところ。

基本的にオートでバランスもいいのですが、たまに露出をアンダーに補正するとグッと雰囲気が良くなります。このあたりは後述する操作性の良さを活用したいところです。

今回はテストできていませんが、フィルター装着に対応している点も見逃せないところ。アタッチメントをレンズ周囲に取り付けると、そこに62mmのフィルターを装着できます。普通のカメラのフィルターが流用できるので、多彩な撮影に対応できます。

アクセサリー面では、純正ケースも魅力的。よくある1カ所でストラップをつり上げる形ではなく、底面2カ所にストラップを装着する両吊り。いわゆる縦吊りの状態になるので、安定して素早くカメラを使えるのが便利です。

●シャッターボタンで撮影も快適
○シャッターボタンで撮影も快適

操作面での最大の特徴は、シャッターボタンを搭載した点です。ソニーの「Xperia 1」シリーズと同様の物理キーによるシャッターボタンで、半押しと全押しの2段階に対応。「iPhone 16」シリーズのような多機能には対応しませんが、余計な機能がないので操作は明確です。

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