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就活を成功に導く鍵、「大学のキャリアセンター」の新たな取り組みを解説

マイナビニュース / 2025年1月4日 9時24分

2024年度は、食品メーカーや不動産会社、航空会社など28社・団体が協力し、延べ838名の学生が参加した。低学年の段階から社会を牽引するトップ企業と接点を持てることも魅力の1つで、1~2割程度の学生が参加しているという。

三浦氏は「やりたいことは知っていることの中からしか生まれません。日本には約360万社の企業がありますが、学生が知っている企業はごく一部。『業界は〇個までに絞るべき』といった話が聞かれたりもするが、やりたいことがわからないのは知識不足が要因。まずは先入観を捨てて広く業界を見ることが納得した進路選択にもつながります。低学年時にキャリア観の醸成につながるプログラムが必要だと考え、スタディツアーを実施している」と、プログラムの狙いを語った。
2年生を対象とした「Rikkyo My Career Gate」が始動

2024年度から新たに開始された取り組みとして、2年生を対象とした「Rikkyo My Career Gate」が挙げられる。従来から行っていた「立教型インターンシップ」をアップデートした、大学と企業が連携したより本格的な就業体験プログラムだ。

キャリアセンターと実習先の企業・団体・行政が協働し、夏季休業期間中に15時間以上、かつ3日間以上、対面またはオンライン、ハイブリッドのいずれかの方法で就業体験を実施する。選考はキャリアセンターが担当し、無報酬ながら企業との間で覚書や誓約書を交わした上で実施するという。

プログラムに参加した学生からは「社会に出て働くことに対して、肯定的な気持ちになれていなかったが、今回の実習を通じて、『意外と楽しいかも』『働くのも悪くないかも』と思えるようになり、参加して良かったなと感じた」、「自分の軸や自分がどのような人になりたいか、将来像を自分なりに設定することができた。それを叶えるために自分がどのようなことをしていくのか、言葉にして行動に移していこうと思う」といったポジティブな感想が聞かれるという。

一方、協力企業からは、「大学時代は自分の将来について考える大切な時期であり、自分自身を知り自分の強み、弱みを低年次から理解することこそが、充実した学生生活や将来のキャリアプランに役立つ」との意見が寄せられた。

また、「一般的に3年生向けのインターンシップだと選考につながるものも多いため、今回は就職活動とは切り離し、学生生活を充実させるための手段の一つとして低学年向けの就業体験の機会を提供したいと考えた」などの声もあった。

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