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大河原克行のNewsInsight 第344回 家電生産の国内拠点、スマート工場化が進む日立GLSの栃木事業所を見てきた

マイナビニュース / 2024年12月29日 23時27分

一方、エコキュートは、2001年から販売を開始。2007年からはヒートポンプユニットの独自生産を栃木事業所で開始し、2015年からは貯湯ユニットの生産も、清水事業所から栃木事業所に移管している。

日立のエコキュートの特徴のひとつが「ウレタンク」である。業界初となるウレタン発泡充てん構造の貯湯ユニットで、断熱性が高く、お湯が冷めにくいほか、耐震設計を採用。断水時には生活用水としても利用できるようにしている。ウレタンクに使用しているウレタンフォームは、冷蔵庫と同じものを用いている。

また、「水道直圧給湯」も業界初の技術だ。水道圧力のまま入ってきた水道水を、プレート式給湯熱交換器で瞬間的に沸かしながら直接給湯し、タンク内の水圧の影響を受けないのが特徴だ。高い水圧と豊富な湯量により、浴室と台所などの同時利用が可能になる。このお湯は、そのまま飲用でき、野菜も洗える。

日立グローバルライフソリューションズ 常務取締役COO ホームソリューション事業部長の豊島久則氏は、国内家電市場の現状について説明。「上期は、冷蔵庫や洗濯機の販売台数が減少している。長期的に見ても、人口減少および世帯数減少の影響と、製品寿命が長くなるという流れがあり、この需要低迷がいつまで続くのかが読めない。一方で、需要が二極化している。価値を提供できる製品を開発し、その価値を認めていただけるお客様に提供したい」と、国内家電事業では、付加価値路線を継続する方針を示した。
(大河原克行)



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