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変革の軌跡~NECが歩んだ125年 第7回 バザールでござーる、今日は番外編でござーる

マイナビニュース / 2025年1月1日 12時0分

バザールの誕生日は11月10日で、これは、第1回キャンペーンの開始日にあわせたものだ。旧ザイール出身としたのは、バザールの大好物であるバナナの世界的な産地であることも理由になっている。バザールでござーるを縁に、コンゴ共和国から感謝の言葉が贈られたというエピソードもあるという。

イメージカラーを黄色にしたのは、店頭販売キャンペーンとして目立つ色であること、茶色のバザールが活躍する世界にふさわしい色であること、バザールの大好物のバナナの色という意味もあった。

制作は、メディアクリエーターの佐藤雅彦氏。テレビCMでは、財津一郎さんのナレーションで、「バザールでござーる、バザールでござーる。NECのお店に行くでござーる」というフレーズで始まることが多く、ユーモラスな内容で、バザールがNECのお店に向かう様子が描かれた。音楽は明治大学グリークラブによるものだ。

「バザールでござーる」の販売促進キャンペーンでは、パソコンをはじめとしたNEC製品を購入すると、ジャンパーやパジャマ、まくら、バッグ、扇風機などのバザールグッズが抽選で当たった。これらのプレミアムグッズは大人気で、多くの応募があり、同時に多数の広告賞を受賞。子供たちが、語尾に「ござーる」をつける口調を真似するなど、「バザールブーム」と言われるほどの盛り上がりをみせた。

また、「バザールでござーるの小冒険」と「バザールでござーるのバナナ裁判」の2冊の絵本が出版されており、財津一郎さんによる「バザール3兄弟音頭」も発売されている。

実は、いまでも「バザござ」のサイトがあり、ここからPCやスマホで利用できるカレンダー壁紙がダウンロードできるほか、卓上カレンダーやポストカード、予定表、伝達メモ、付箋、ブックカバー、しおり、ToDoメモなどのプリントアイテムが用意されている。これらを使って、毎日を「バザござ」に囲まれて過ごすことができるというわけだ。

ちなみに、カレンダーは、毎年、月別クイズで構成されている。2024年版は「とんち推し」クイズカレンダーであったのに対して、2025年版は「ひらめき山からの挑戦状!」クイズカレンダーとなっている。2025年1月のクイズは、「年が明けたらある音が聞こえてきた。どうして?」である。ヒントは、カレンダーのイラストのなかにある。

三田の地にそびえるNEC本社「NECスーパータワー」

東京・三田のNEC本社ビルは、NECスーパータワーの愛称で知られている。そして、そのユニークな形から、ロケットビルと呼ばれることもある。

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