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PCテクノロジートレンド 2025 - CPU編「Intel」と「AMD」

マイナビニュース / 2025年1月3日 10時0分

さてそのLunar Lakeは2024年6月のCOMPUTEXなどで様々なアナウンスが行われ、それにあわせてPress Meetingまで開催されたが、出荷は2024年9月の事。そして2024年10月にはArrow Lakeが出荷されることになった。正直Copilot+ PCの盛り上がり方を見ていると、別に無理してLunar Lakeを出荷する必要は無かったのではないかと思わなくも無いが、これは後知恵というべきかもしれない。

これと並行して2024年初頭から話題が出始め、2024年4月末あたりから大騒ぎになり始め、6月に最初のパッチが登場。9月末にやっと根本的な問題の特定と、それに対応するための解決法が示されたのがRaptor Lakeの不具合問題。対策せず利用していると壊れる例もあるらしい、というのは流石にシビアすぎる問題であり、最終的に不具合を起した製品の無償交換&製品の保証期間を5年に延長、という形で収束する事になったが、この問題の現象解決に駆り出されたIntel社内の品質保証部門とか検証部門のワークロードは物凄かったと聞く。そうでなくてもLunar LakeやArrow Lakeなどに加え、Xeon 6やGaudi 3など新製品が多く、こうした品質保証部門や検証部門は大忙しだった上に、業績不振で人員削減が進められる中でのこの出来事は、当事者にとっては災難以外の何物でもなかっただろう。

まぁそんなIntelのCPUであるが、2025年はまだ比較的平穏に進むのかな? と考えている。まずDesktop & Mobileであるが、これはArrow LakeのSKUが増えるだけとみられる。2025年1月6日から開催されるCES 2025でIntelは複数のイベントを開催予定である。まず1月6日の8時30分(現地時間)から基調講演が行われることになっており、ここでArrow LakeのDesktop向けの追加SKU(K無しのモデル)に加え、ひょっとするとIntel ProcessorブランドでもいくつかSKUが追加されるかもしれない。ただこちらはArrow LakeではなくRaptor Lake Refreshベースになるものと思われる。Arrow Lakeは、Intel Processorブランドで販売するにはまだ製造原価が高すぎるのと、LGA1851のマザーボードもまだ高価過ぎてIntel Processor向けには適さないのがその理由である。既存のIntel Processor 300/300TもRaptor Lakeベースであり、おそらくこの延長で多少動作周波数などを変更したものが投入される程度だろう。

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