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PCテクノロジートレンド 2025 - CPU編「Intel」と「AMD」

マイナビニュース / 2025年1月3日 10時0分

続いてなのか、その前になるのかは微妙(Intel 18A次第)だが、発表されるのがLunar Lakeの後継となるPanther Lakeである。どうやら当面はV SKU(旧U SKU)とその他が異なる、というラインナップが継続されるらしい。これは当然Copilot+ PCの要件を満たすもので、恐らくNPUの性能は軽く倍増位を狙うものと思われる。P-CoreはLion Coveの改良型であるCougar Cove、E-CoreはDarkmontに刷新されるほか、Meteor Lakeと同じくLP E-CoreがSoC Tileに搭載される模様で、P-Core×4+E-Core×8+LP E-Core×2という構成になると伝えられているが、どこまでこれが正確なのかは良く判らない。逆に言えば、このPanther Lakeが登場するまでの間は、Arrow LakeとLunar Lakeが共存することになる。Panther Lakeは順番から言えばCore Ultra Series 3になる筈だ。Panther Lakeがプロセスの遅れなどの要因で2026年にズレ込まない事を祈るのみだ。

なお2026年にはArrow Lakeの後継としてNova Lakeと呼ばれるシリーズが予定されているらしいが、このあたりになるとまだロードマップがかなり変わりそうなので、確度は低いと考えて欲しい。

最後にServer向けについて。既にXeon 6向けにSierra ForestベースでFCLGA4710のXeon 6700Eがまず投入され、これに続きGranite RapidsベースでFCLGA7529のXeon 6900Pも既に発売された。なかなか市場に出回らないのは、Intel 3で巨大なTileを生産する事の難しさもあって、供給が足りていないという事なのかもしれないが、Intel ArkによればXeon 6700Eは2024年第2四半期に、Xeon 6900Pは2024年第3四半期に出荷開始となっているので、あとは2025年の話となる。

その2025年であるが、今度はFCLGA4710でGranite RapidsベースのXeon 6700P/6500P/6300PとXeon 6 SoC、それとFCLGA7529でSierra ForestベースのXeon 6900Eが第1四半期中に投入されることが既に予告されている(Photo02)。おそらくはこちらもCES 2025の基調講演でまず発表され、3月までには出荷開始になるものと思われる。ちなみに上ではサラッとFPLGA4710と書いたが、実はローエンド向けは別のパッケージがある事が2024年8月のHot Chip 2024で公開されている(Photo03)。8chのメモリを利用できる製品は横幅56.5mmであるが、これとは別に横幅を50mmに縮めた省パッケージ版も存在する、という話である。こちらは4chメモリのみのサポートである。恐らくは組み込み向け用途などで、少しでもボードサイズを小さくしたいというニーズに向けた対策と思われる。そんな訳で実際はFCLGA4710以外にもう一つパッケージがある事に留意されたい。

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